習志野市議会 > 2020-09-30 >
09月30日-09号
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  1. 習志野市議会 2020-09-30
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    令和 2年  9月 定例会(第3回)      令和2年習志野市議会第3回定例会会議録(第9号)-----------------------------------◯令和2年9月30日(水曜日)-----------------------------------◯議事日程(第9号)  令和2年9月30日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 習志野市選挙管理委員の選挙 第4 習志野市選挙管理委員補充員の選挙 第5 議事日程追加、発議案第1号ないし発議案第4号について(提案理由の説明~採決)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 1.諸般の報告 1.会議録署名議員の指名 1.一般質問  ◯立崎誠一君   1 「資源回収協同組合」理事長は市長の後援会長だが解消すべきである   2 茜浜のプレハブ小屋で本社事務は行われていない   3 大久保駅近くのマラソン道路上に屋台が設置されているが、撤去すべきである  ◯谷岡 隆君   1 新型コロナウイルス感染症拡大に関連する課題について    (1) 持続化給付金や地元のちから復活応援金の手続をちゅうちょしている事業者への今後の周知と援助について    (2) シルバー人材センター会員等への休業補償について    (3) 少人数学級の機運の高まりと、習志野市立小中学校の適正規模・適正配置について   2 習志野市立保育所私立化ガイドラインの大改悪の動きについて    (1) ガイドラインの運用と「保育の質」について    (2) 私立化された4つの保育所において、現行のガイドラインは厳守されているか    (3) ガイドライン策定時に保護者委員の要望で加えられた「保育士の保育経験(年数)」の基準を削除し、保育の質を下げるのは断じて許されない   3 本大久保1丁目の宅地開発について  ◯宮城壮一君   1 ホームページ等について    (1) ホームページの現状、今後について    (2) ユーチューブについて    (3) ツイッターについて   2 都市計画道路3・4・15号線について 1.習志野市選挙管理委員の選挙 1.習志野市選挙管理委員補充員の選挙 1.議事日程追加、発議案第1号ないし発議案第4号について(提案理由の説明~採決) 1.市長挨拶 1.閉会-----------------------------------◯出席議員(29名)   1番  入沢俊行君     2番  荒原ちえみ君   3番  平川博文君     4番  藤崎ちさこ君   5番  宮内一夫君     6番  中山恭順君   7番  市角雄幸君     8番  宮城壮一君   9番  佐野正人君    10番  立崎誠一君  11番  谷岡 隆君    12番  布施孝一君  13番  清水晴一君    14番  田中真太郎君  15番  高橋正明君    17番  央 重則君  18番  鮎川由美君    19番  荒木和幸君  20番  木村 孝君    21番  木村孝浩君  22番  真船和子君    23番  小川利枝子君  24番  清水大輔君    25番  相原和幸君  26番  飯生喜正君    27番  関根洋幸君  28番  斉藤賢治君    29番  佐々木秀一君  30番  宮本博之君◯欠席議員(1名)  16番  市瀬健治君-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長       宮本泰介君   副市長      諏訪晴信君  政策経営部長   竹田佳司君   総務部長     斉藤勝雄君  協働経済部長   片岡利江君   健康福祉部長   菅原 優君  都市環境部長   神崎 勇君   こども部長    小平 修君  教育長      小熊 隆君   学校教育部長   天田正弘君  まちづくり広報監 月村尚也君   クリーンセンター所長                            上野 久君-----------------------------------◯議会事務局出席職員氏名  事務局長     岡村みゆき   議事課長     加藤征二  議事係長     西川 彰    副主査      飯塚宏樹  副主査      牧田優弥    副主査      清水隆之-----------------------------------     午前10時59分開議 ○議長(田中真太郎君) これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は27名であります。よって、会議は成立いたしました。 暫時休憩いたします。     午前11時0分休憩-----------------------------------     午前11時1分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(田中真太郎君) この際、諸般の報告をいたします。 まず、教育委員会教育長から去る9月24日付で「令和2年度教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価(令和元年度対象)報告書」の提出があり、これを受理いたしましたが、それはお手元に配付したとおりであります。 次に、監査委員から去る9月28日付で例月出納検査結果報告の提出があり、これを受理いたしましたが、それはお手元に配付したとおりであります。 次に、本日、発議案第1号が相原和幸議員外8名から、発議案第2号が入沢俊行議員外5名から、発議案第3号が谷岡隆議員外3名から、発議案第4号が荒原ちえみ議員外5名から提出され、これらを受理いたしましたが、それらはお手元に配付したとおりであります。 これにて報告を終わります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(田中真太郎君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、        17番  央 重則議員及び        19番  荒木和幸議員を指名いたします。----------------------------------- △一般質問 ○議長(田中真太郎君) 日程第2、一般質問を行います。 通告順に従い、順次質問を許します。10番立崎誠一議員。登壇願います。     〔10番 立崎誠一君 登壇〕 ◆10番(立崎誠一君) 最初に、資源組合の理事長と宮本市長の関係について伺います。 資源組合は、ごみの回収事業として年間6億円、10年で60億円、20年で120億円を請け負う業者であります。入札は競争入札を行わず、市長は毎年、随意契約によって、自らの後援会長である組合の熊倉理事長を指名しております。私は、今日まで毎回の議会で醜い癒着関係を断つべきであると指摘してきましたが、しかし、宮本市長は恥も外聞もなく、利権絡みの醜い関係を続けているのであります。したがって、よほど何かおいしい見返りがあるのでないかと勘ぐりたくもなります。 また、組合の本社事務所は、市の施設を無償で貸与しております。組合の本社事務所はどこかと、これまでも聞いてきましたが、茜浜のプレハブ小屋が組合の本社事務所であると、うその答弁を繰り返しております。当該プレハブ小屋は、留守番が2人おり、1日交代でプレハブ小屋でお茶を飲んで一日を過ごしております。 いずれにしても、天下の市長が議会でうその答弁を繰り返しておりますが、これは実に恥ずかしいことであります。 そこで質問いたしますが、組合の事務所を、茜浜に事務所を設置して移転させるべきですが、その意思は市長にはあるのか、ないのか、伺います。 あの茜浜のプレハブには2人が常駐しておりますが、一人は、警察から天下りした人物、そしてもう一人は、これも定かどうか、私は確認していないんですが、もう一人は、元企業局の管理者かが常駐していると伺います。 そこで伺いますが、所長は本庁舎の勤務の時間に中国旅行をしたことはありますか。このことについてはクリーンセンターの所長にお伺いをいたします。 次に、京成大久保駅近くのマラソン道路上に屋台が設置されております。この建物はプレハブのように見えますが、この屋台と称する建物は、コンクリートの土台に強固な建物が建っております。屋台は移動できるものではありませんが、この建物は固定された状態で、飲み屋をやっている状態であります。最近はお好み焼き屋も始めたのか、我が物顔で道路を占拠し、営業を続けている状態であります。 さて、当時のプレハブ小屋を現在の建物に建て替える時点で、市は、指導もせずに放任状態に、今日に至っております。したがって、このような道路法に違反する責任は全て習志野市にあります。 そこでお伺いをいたします。 1、道路上に屋台設置は、道路法に違反しておりますが、その責任を、一般の住宅を道路上に建てるに当たって、市はどのように指導してきたのか、伺います。 2番目として、電気も引かれておりますが、下水の使用はどのようになっているのか伺います。 3、トイレは建物の中にあるのか、あるいは建物の周りで用を足しているのか、伺います。 4番目として、所有者は誰か伺います。 5、屋台の建物が現在のところに移動してきた経過の説明を求めます。 習志野市には危機管理課があり、警察のOBの方が勤務しておりますが、今日まで当該問題でどのような役割を果たしてきたのか、答弁を求めます。 1回目の質問といたします。     〔10番 立崎誠一君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。登壇願います。     〔市長 宮本泰介君 登壇〕 ◎市長(宮本泰介君) おはようございます。 それでは、立崎議員の一般質問にお答えしてまいります。なお、通告に基づきまして、ヒアリングさせていただいた内容をお答えいたしますので、質問者の細かい御指摘ありましたけど、それに一部対応してない場合がありますが、御了承ください。 初めに、1と2について一括してお答えいたします。 平成25年12月定例会からずっと同じ質問をいただいております。その都度お答えしておりますが、本市は、習志野市資源回収協同組合との間に業務委託契約を締結しております。ですから、契約に基づいて、いろいろな事業を行っております。 お尋ねの後援会長云々の件でございますが、私が他人の政治活動に関することにお答えすることはありません。 次に、同組合の本店の所在は茜浜3丁目4番10号でありまして、議員からも御発言ありましたが、そこには従業者が常駐をしている、御発言ありましたけども、常駐しておりまして、本店は存在いたします。したがって、うそではございません。 次、続いて、3点目、京成大久保駅近くのマラソン道路上の屋台の話ですけども、ハミングロード内の飲食店につきましては、以前から市民の方々からも御指摘をいただいております。撤去に向けまして、経営者への指導を従前から行ってきております。このことによりまして、以前2軒あったうちの1軒については撤去されましたが、残りの1軒につきましても、今後も粘り強く指導してまいります。 以上、1回目の答弁とさせていただきます。     〔市長 宮本泰介君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 立崎誠一議員の再質問を許します。立崎誠一議員。 ◆10番(立崎誠一君) あそこの屋台は、マラソン道路と言われておりますけれども、法律上道路になってるようですね。その道路のど真ん中に屋台が置かれているということになります。これに対して、何十年か、あそこで屋台を認めてきてしまっているんですが、どういう状態で今の現状があるのか、経過を説明してください。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。それでは、マラソン道路というお話でしたけども、ハミングロードハミングロードのところに、今ある店舗、これが設置されている経過ということの御質問にお答えしたいと思います。 ハミングロードにつきましては、昭和44年に、当時、国が所有しておりました土地を無償で借り受けてます。その後、平成15年度に国から譲与、いわゆる無償で土地をいただきました。そして、平成17年の10月には、その箇所の道路の区域、これを確定いたしました。この後、道路、ハミングロードを整備していくわけですけども、そのときに、当時、京成大久保駅前にありました店舗、これが昭和50年前後だと思われますけども、この時点で、その当時は国の、先ほど言いましたけども、国の所有地で、当時、整備するに当たって、大久保の駅前にあった店舗を現在の場所に移転したという話を伺っております。 この店舗につきましては、設置の経緯につきましては不明なことから、法律上でいきますと強制的な除却も可能でありますけども、状況が不明な点もあって、整備に当たって移動しているということもありますから、まずは話合いによる解決が適当だという判断から、相手方に対しまして指導を行っているということでございます。 先ほど市長答弁にもありましたとおり、平成24年から25年にかけまして、継続的に指導を行いまして、2店舗あったうちの1店舗、これが平成25年度に解体されております。今後につきましても、残りの1軒につきまして、粘り強く、市長答弁にもありましたけども、粘り強く交渉を重ねて、撤去していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) この道路法に違反をして屋台を設置していることに対して、指導してきているということを述べておりますが、その指導した、はっきりした指導上の問題が出ていないわけで、逆に、あそこにコンクリでたたきを打って、その上に住宅のような建物を建ててあるわけですよね。その時点で、その建物を建てている時点で、何か指導したんですか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。繰り返しの答弁になりますけども、その当時、建物が建った時点につきましては、今の時点におきまして、どのような経緯の中で建てたかというのが明確に承知しておりません。したがいまして、その当時、どんな指導があって、今の現状になったかというところがちょっと不明な点でありまして、そういう状況の中で、先ほど答弁させていただきましたけども、まずは話合いの中で、そこから撤退していただくということでお話を進めているということでございます。以上です。
    ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) しかし、住宅を建てるに当たって、それまでの期間の間に住宅を建てているわけですよね。それに対して指導もしないで、相手方の屋台の家主の、結局言いなりの状態で放任してきたということになりますね。違いますか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。何回も、ちょっと繰り返しの答弁になってしまいますけども、当時のハミングロードの整備に当たってのお話合いの中で、整備の支障になる場所から動いていただいているという経緯がある中で、その当時どういうお話があったかという詳細はちょっと分かりませんが、そういう動いていただいたということもある中で、占用の、いわゆるそこに建物を建てるという建築確認や占用申請、この辺が出されておりませんので、その当時、どのような経過で建ってしまったのかというところが把握できていない状況の中では、先ほど言いましたとおり、粘り強く、そこから撤退していただくことをお願いしつつ、交渉しているということでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) 交渉してお願いをしていると言ってるけどね、むしろ強固な屋台というか、住宅を建ててしまっているわけですよね。だから、全然、指導しているといっても、それは指導になってないですよね。 それと、先ほど言っていたように、1軒は撤退したと言ってますけど、あれは、あそこをやっていた女性の方が病弱でできなくなってやめたんですよね。それでもう一軒だけが残ってしまったと、こういう経過があるわけですよ。だから、あたかも市の指導によって1軒が撤退したかのようなことを言っているけど、そうではないんですね。 あの道路上に、違法行為を犯して、屋台の営業をしておりますけれども、これは今後、あの状態は、この今の状態から見ると、ずうっと続けられる可能性があるわけですよね。それについては、どのような判断をされてるんですか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。今ほど議員のほうから御指摘いただいた状況、これについては、私どもも決していい状況ではないということは認識しております。したがいまして、繰り返しになりますが、今後も引き続き、関係者の方々には指導して、そこから建物を撤去していただくということで、粘り強く対応していきたいというように思っております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) それはね、口先でそういうことを言ってるだけで、あそこはもう固定化されて、まるで住宅を建てるような建物を建ててしまって、今日に至っているわけですよ。だから、ろくな指導をしてないわけですよね。放任状態なんですよ、言い訳はしているけどね。結局、放任状態であるから、現在のあの状態が延々と続いていると、こういうことになるわけですよね。 道路上に、どんと、一番真ん中ですよね、そのハミングロードの。そこに屋台が、屋台というか、住宅のような屋台が建ってるわけですけども、これはそれ以外の人たちが、もしあそこに同じように進出してきたら、それも受け入れてしまうことになるんですか。伺います。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。先ほども答弁させていただきましたけども、このハミングロードの整備につきましては、過去にいろんな経緯があったということであります。その経過の中で、私どもとしては、話合いの中で撤去を求めているところです。 今後、新たな申請があったら、それを受けるのかということですけども、その場合、今後はきちんともう明確に道路と位置づけて、市が管理している道路でございますので、そこはきちんと、そのような建物、こういうものが申請が上がってきたときには、それは通行の支障になるということで、それは届けに対しては認めないという方針でいきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) いずれにしても、話合いをしたとか交渉したとか言ってますけども、全く話合いをした状態だけでは駄目ですね。何か文書なんか発送してやった行為というのはあるんですか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) 文書等のやり取りにつきましては記録的には残っておりませんけども、交渉の中におきましては、平成24年以降につきましては結構継続的に伺って、直接お話をさせていただく中で撤去--先ほど、1軒につきましてのお話がありましたけども、これも私どもとしては、粘り強く指導した結果、撤去していただいたというふうに思っておりますので、今後も、あと1軒につきましても粘り強くお話合いを進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) 言い訳がましいことしか言ってないんだけどね、結局、話合いをして交渉して、撤去してもらう方向で交渉していると言っているけれども、依然としてもう何十年も、あそこで屋台が延々と営業されているわけですよね。それで、しかも強固な住宅のような建物まで建てて、そうしてそれを認めているということになると、何も話合いもしてなければ、交渉もしていないと、放任状態で今日に至っているとしか言いようがないでしょう。違いますか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。繰り返しの答弁になりますけども、決して、私どもは、あの状況がいいというふうには思っておりませんし、関係者の方々にそれを認めているわけでもないので、それで、私どもは、そこから建物を撤去していただきたいということでお話合いをしているところです。ですので、本市としてみれば、そこを認めて、そこを認知しているということではございません。 ですので、先ほどからもお話し申し上げておりますけども、撤去に向けて努力をしていくということでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) とにかく厳格に言って、道路法に違反しているわけですよね。そして、話合いはしているけど、そういう文書を発送したことはないと。きちんと、道路法に違反するので、撤退を求めるとかという文書があってしかるべきだと思うんですよ。何も証拠がないじゃないですか。それで延々と、あそこに居座り続ける。これはあれですよ、今後もまだあと何十年も、それこそ続く可能性あるわけですよね。 それを相手方が撤退をするのをうかがって行おうとしていますが、相手は撤退する意思なんかありませんよ、どう見ても。屋台というのは、大体、例えばリヤカーとか車の状態で、すぐ移動ができるというのが屋台ですよね。それを道路上に固定した住宅を建てさせて、放任状態にしているわけですよ。けしからん話ですよ。それを解決することもできないで、言い訳だけしてるわけですね。 宮本市長は、屋敷に住んでいて、あそこを毎日通っているはずですよね。あなたは、市議会議員の時代から、あそこ、いわゆる通ってきているわけですが、何かアクションを市長は起こしたことありますか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) この問題はずうっと、私が議員のときから続いている問題でございます。平成24年の9月定例会でもお答えしてるんですけども、いわゆる占用されている御本人も、このままではいけないということは認識をしております。ただし、違法かと言われると、違法だと言い切れない部分があるようで、形的には厳密に言うと不法占用という形なんだというふうに認識をしております。法律に違反してるということじゃなくて、法律がない状態での占用、いわゆる独占してるというような状態。 それで、このことについて、今のところ、議員がおっしゃるのは、例えば、いわゆる一定の強制力を用いて撤去すべきだというようなことも含めておっしゃっているんだというふうに思われますけども、それをするすべというか、根拠になる法令とかというものが見いだしにくい、そういう案件でございまして、ですので、私たちは指導をずうっと繰り返してきている、こういうことでございます。 文書のやり取りという、厳密に文書のやり取りということは、ちょっと確認をしてみますが、間違いなく言えることは、職員が直接指導しているということは、これはもう間違いございませんので、そこのところは私たちも十分理解しております。立崎議員のおっしゃることも真っ当だというふうに理解しておりますので、御理解いただければと思います。 ちなみに、京成大久保駅の北口でございますので、私の住んでいる屋敷地区からは通らない場所なんですね。ですので、毎朝確認することはできないんですけども、でも、いずれにしても場所はよく知っていますし、状況も捉えている、職員は努力していると、こういうことで御理解ください。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) 市長は、今、必ずしも違法ではないと言いましたね。それはどういう意味ですか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) そういう見解をいただいたことがあるんですね。いわゆる物事は、何て言えばいいんですかね、とにかく、違法とまでは言い切れないという場面というのは、たまにあるわけでございます。例えば占有権というんですかね、占用権が発生しているとか、何かそういうような言い方があるんだと思うんですけども、そういうような状態であって、違法であるならば、逆に、議員おっしゃるように、違法であるならば解決できているんですね、もうとっくに。違法であるならば、もうすぐに、もうそれこそ強制権を発動してでも、そういうことができるわけでありますけども、そういう状態に持ち込めないという、そういう部分もあるということなんです。ここのところ、ちょっと複雑な話でございますけども、引き続き指導してまいります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) ああいう類いのものは、違法であるか、違法でないかということを、2つに1つしかないんですよ。違法なんですよ。そして、その違法行為に対して、それを強制というのはいかがかと思うんだけども、話合いをしている、しているといっても、全く解決するどころか、強固な建物を建ててしまってるわけですよ。だから、それは今まで話合いをしてきたと言ったって、全くそれは意味がないですね。一体、どうする気か。いや、これはいずれにしても、これからも何年も何十年も同じことがずっと続くと思いますよ。 許さざるを得ない、認めてしまう状況にあるということは、市の責任が本来問われるわけですね。ところが、これだけ道路法に違反をして、市の責任が、100%、市の責任なんですよね。それを指導できないといいますか、決断できない状態にあるということは、なぜそういう状態になっているかというと、法律というのは、いわゆる管理側については罰則規定がないんだよね、とがめがないんですよ。違法だといって、それを100%認めても、それがまかり通ってしまって、言い訳だけしかしないと。 何ていうかね、既成事実というかね、過去の歴史がずっとありますので、それはそれで、でも、ある程度理解できないことはないんですよ。ただ、あの位置に固定化させてしまっている状態はやっぱり指導して、きちんとどこか場所を確保して移転してもらうということをするなら分かりますよ。やってないんですよ、そういうことを一切。いかがですか。そういうことについては、何か計画があるんですか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。今ほど議員のほうからもお話ししていただきましたけども、このハミングロードの今の建物につきましては、過去の歴史、いわゆるもともと整備する前からあったものでありまして、これについて、先ほど市長答弁にもありましたけども、占有権、もともとあったものに対しての権利というものと、あと、議員からも御紹介ありましたけども、道路法。道路法におきましては、やはり交通の支障になるおそれのある行為、これについては禁止されております。 そういう道路法上の危険な行為、交通の支障になるもの、そういうものも該当はしますが、先ほどお話に出ていました過去の経緯、こういうものも踏まえた中で、私どもとしては、話合いの中で解決を見いだしていこうということで取り組んでいるところでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) ですから、これは今の職員の先輩たちの行為になってくるんだけども、あのハミングロードが道路として認定された時点で、あの問題を本来、解決しておかなければいけなかったんですよね。それをずるずると放置状態で来たというのが原因であることは確かですよ。だから、今の行政に対して全て責任があるとは言い切れないんだけれども。 だけど、結局、道路上、道路法で、通行者が通行するのに、非常に違反になるような状態ではないみたいなことを言ってるんだけど、それは、あそこを通行する、あるいはマラソンしたりする人たちがあそこを避けて通っているわけですよね。真っすぐ、あの屋台がなければ通過できるものを、脇へ、みんなが、市民が、それて通行しているという状態なんですよ。 だから、それにしても、これは率直に言って、市には、そういうきちんとした指導して、毅然とした態度を取って、ほかの場所にきちんと移ってもらうという能力がないということですよね。違いますか。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。また繰り返しの答弁になってしまいますけども、やはりこのハミングロードが整備された経緯、こういうものを踏まえての我々の指導、話合いとなっておりますので、その辺を御理解いただければと思います。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) この問題は結局、堂々巡りで来てますので、この辺にしておきますけれども、恐らく解決する状態はないと思いますね。 次に、資源組合の問題について伺いますが、市長は、熊倉理事長があなたの後援会長であるということについて、はっきりと答えたことはないですよね。だけど、それはもう本人自身が、宮本市長の後援会長という名刺まで配って、あなたの後援会長であるということを表明しているわけですよ。だから、それについて、あなたが答弁を避けるというのはいかがと思いますよ。 ○議長(田中真太郎君) 質問ですか。 ◆10番(立崎誠一君) ええ、質問です。 ○議長(田中真太郎君) 避けるのはいかがなものかと。宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。私、毎回言っておりますように、ここの市議会の場というのは、市の事務について議論するところでございまして、プライベートなこと、その政治信条というのはプライベートなことでございますので、そこについては言及しないと言っているにすぎないというふうに御理解ください。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) あなたの後援会長が熊倉氏であるということは公認の問題ですからね、幾らあなたがそうやって答弁を避けても、それは避け切れない問題だということになります。 その資源組合に対して、事務所を、本社事務所を習志野市のいわゆる建物の中で営業させておりますけれども、しかも、それについて無償で貸してますよね。それはもう全てあなたと後援会長の癒着の関係から生じていることですよ。ですから、癒着の関係をやめて、そして、きちんと組合の事務所を有償なら有償にするとか、それ以上にね……今それを言ってしまうと、私の発言が後退してしまいますから、茜浜に組合の事務所を設置させて、そして、そこに正式に移転させることが一番正しいやり方ですね。それを行う意思はないんですか。 ○議長(田中真太郎君) 上野クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(上野久君) はい。ただいまの立崎議員の御質問のほうにお答えいたします。質問の中にある、よくある、事務所、本店、いろいろ言葉はありますけれども、資源回収組合がクリーンセンター内に事務所を設けているのは契約によるものです。要は、業務が円滑に遂行できるようにということであって、癒着ではなく、役所側からすれば委託、業者からすれば受託、それは契約によって行われておりますので、その点については繰り返し答弁させていただきます。 本社事務所につきましては、本社があることは確認しております。ただ、その本社がどのような業務をしているかは、一民間事業のことですので、我々は、受託、委託、契約に基づく業務がきちんと遂行されていれば、あえて問う必要がないことであることを明言させていただきます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) その本社事務所がほかにあるというのは、どこにあるんですか。 ○議長(田中真太郎君) 上野クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(上野久君) はい。市長答弁の繰り返しになりますけれども、茜浜3丁目4番10号、こちらのほうが本店ということで登記簿も確認しております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) だから、いつも言っているように、茜浜のあのプレハブ小屋は、今、2人の職員が、職員というか、元職員があそこに常駐して、つまり留守番をしているわけですよ、1人、1日交代でね。そういう状態でいながら、あそこが組合の本社事務所だというのは不思議でしょうがないね。事務なんか全くやってませんからね。 例えば、市のクリーンセンターの事務所2階に組合の事務所がありますけど、あそこに上っていく階段に、結局、郵便ポストが置いてありますよね。茜浜のほうは、ポストはあっても、組合の事務所であるという表示は全くないわけですよ。結局、郵便物もみんな、あそこのクリーンセンターの組合の本社事務所に郵送されてきている。そういう事実について、クリーンセンターの所長は認めているんでしょう、実際は。 ○議長(田中真太郎君) 上野クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(上野久君) はい。ただいまの御質問にお答えいたします。一民間事業者の業務の遂行状況について、私どものほうが関知することではございません。私どもは、先ほどの繰り返しになりますけれども、委託、受託、そして契約の内容がきちんと遂行されていれば、それ以上について問う必要がないというふうに考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) それは茜浜のあのプレハブ小屋は、以前は、3年か4年前は無人だったんですよ。それで、その後、1人常駐者を置くようになって、その後2人が交代で常駐するということになってきているわけですね。はっきりしてるわけですよ。だけど、あれは全く組合の事務所ではないということになるわけです。 それを、あそこが組合の事務所だっていうことを強調することは、市長に右に倣えをして、所長も言わざるを得ないだろうという気持ちは……、分かりませんよね、だけど。だけど、市長もクリーンセンターの所長も、うその答弁をしていると。実に、習志野市議会は落ちぶれたもんですよ。この本会議場でうその答弁を何年も繰り返しているわけですからね。あきれて物が言えないよ、本当に。 これについて、あそこに、荒木元市長がクリーンセンター内の事務所は好ましくないと、組合の本社事務所は好ましくないということで、茜浜にあった市有地を売却しているわけですね。それで、そこに事務所を設置して、移転する計画を文書で取り交わしてますからね、これは。そういう状態でありながら、いまだに放置されてるわけですよ、それについては、どのように判断してますか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。まず、立崎議員から、うその答弁をずうっと言っていると言ってますけども、私たちはうそは一切ついておりません。むしろ、私たちからすれば、議員のほうがうそ、大げさ、紛らわしい話をずうっとされてると。もうずうっと同じ答弁してるんですよ、この答弁については。 まず、はっきりさせておきたいのは、この資源回収組合の理事長は、私が市長に就任する前からずっと理事長でございます。それと、逆の観点から見て、当然、各それぞれの企業はそれぞれの契約がありますから、その契約の大きさに基づいて事業を展開しているわけであります。市との契約に基づいて、今ずっと言ってるように、いわゆる詰所的な感じで、今、クリーンセンターの中で事務室となっているわけです。 逆に言うと、では、立崎議員がおっしゃる、そのクリーンセンター内の事務所の中で、市の契約以外のことをしているという確証があるんであれば、逆に言ってほしいです。そうじゃないですか。それがあるんであれば、そこで指摘していただければ、それはしっかり、もちろん、そういうことがあるならば、それをしっかり是正しなければいけないということは、これはもう当然な話です。 ですが、私たちの今までの業務の中で、資源回収組合のクリーンセンター内の事務所の中で、市との契約以外のことをしているということはありません。ですので、これは契約に基づいた事務所であるというふうに答弁をしてるわけでございます。 再三言っておりますが、本社につきましては、議員も確認されたとおり、きちんと従業員が常駐をしてるんですから、これはもう紛れもなく、本社の事務がそこで行われていると解するべきで、それは立崎議員がそれぞれ意見ということであるんでありますけども。 あと、もう一つ大事なことは、立崎議員も認めてらっしゃるところだと思いますが、では、この資源回収協同組合が市の仕事をきちんとしているのか、してないのか。これはもうしっかり業務を遂行していただいてますよ。本当に事細かに市民の声を聞いて対応していただいてます。それは立崎議員だって、評価されてたじゃないですか。そこが重要なのであって、それはもちろん、本社がそういうようなことだというような意見も理解しないことはないですけど、ただ、私たちの答弁をうそだというふうに言い続けるのはちょっと、これはやっぱり承服しかねることでございます。 ぜひとも、資源回収協同組合クリーンセンターに設置している事務室については、これは市との契約に基づいてのことだと、そして、本社は別に、今私が答弁したところにあると、こういうことで御理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) だから、それがうそだって言うんですよ。あのクリーンセンター内の組合の本社事務所は、あそこで、例えば営利を目的とした業務も、全部あそこでやってるんですよ。ほかにやるところ、ないでしょう、だって。茜浜は、全く2人の留守番だよね、がお茶を飲んでいるだけで一日過ごしているだけですよ。あとは何もやってないから、あそこは組合の本社事務所じゃないですよ。それがうそだって言ってんだ。何、それはうそじゃないの。 ○議長(田中真太郎君) 上野クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(上野久君) はい。先ほど市長からも答弁がありましたとおり、うそか、うそでないかといえば、この言論の府において行政側がうそをつくことはございません。そこは、まずしっかり理解していただければと思います。繰り返し答弁してるのは、それが真実であるからです。 本社、どのような機能を担ってるか。クリーンセンター内の事務所、これは受託、委託、契約の中での業務を行っていると。本社がどのような機能を担っているか。立崎議員の視線では、監視されてるような状況もあるようですけれども、我々は、それについて関知する立場にはありません。業務がきちんと遂行されている、私の立場からすれば、清掃行政が安定的に運営できている以上、そこを関知するつもりはございません。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) だから、何回も言っているように、クリーンセンター内の組合の事務所は、あそこは本社事務所になっていて、全部業務を、営利を目的とした業務も全部やってるわけですよ。茜浜はプレハブの小屋が何坪かあって、そこに常駐者はいますよ。以前はいなかったんだから、本当の無人だったんですよ、あそこは。だけど、議会でも多少言われて、最初は1人の常駐者を、留守番を置くようになって、最近では2人になったと、こういう経過があるだけの話で、あそこは全く本社事務所でも何でもないんですよ。だから、それがうそだと言ってんですよ、大うそなんですよ。 だから、これはまたずうっと、この関係が、あなたと組合の理事長との、いわゆる後援会長との関係が続く限り、取り上げていきますから。 また次の質問といたしますが、クリーンセンターの所長は、本庁勤務のときに中国へ視察したことはあるんですか。 ○議長(田中真太郎君) 上野クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(上野久君) はい。ただいまの御質問にお答えいたします。クリーンセンターの所長はというのは、今の質問の流れでいきますと、私のことかなというふうに理解させていただきます。勤務時間中に、これはその後の言葉にありましたように、中国視察という意味でいきますと、既に議会のほうに資料要求された復命書が配られておりますので、それは事実であります。 冒頭の質問の中で、中国旅行という表現が使われましたけど、中国旅行は行政マンとして勤務時間中に行うことはありませんので、その点については、あえてこの場で私のほうから訂正させていただきます。 ○議長(田中真太郎君) 立崎議員。 ◆10番(立崎誠一君) 括弧づきの中国視察ということになるのかもしれないけれども、その所長が、前の所長じゃなかった、今は所長で、以前は所長じゃなかったけれども、中国視察をしたことがあるということを言っているんだと思いますね。そうすると、いかがですか。中国旅行に行きまして……     〔「旅行じゃないって」と呼ぶ者あり〕 ◆10番(立崎誠一君) それで、例のそちらから出してきた資料によると、3泊4日の旅行だったかなと思いますね、あなたはどうか知らない。そのときに、中国の飯店で大宴会は何回ぐらいやったですか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本泰介市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。ちょっと立崎議員にお願いしますけども、職員は、補助職員として私の辞令で動いてるわけでございまして、個人に対して悪い印象を結びつけて表現するかのような、そういう御主張は厳に慎んでいただきたいというふうに思います。 この件については、議員は、議員の主張は、旅行で大盛り上がりでという話ですけど、これは再三答えておりますとおり、当時の必要に基づいた視察でございます。中国語で「飯店」と書きますのは、日本語ではホテルのことでございます。それを、わざとじゃないと信じてますけども、飯店で大きく盛り上がって宴会したみたいな、そういう言い方をされてしまうと、これはもう非常に誤解も甚だしい。それはうそでございます、まさに。これは中国に必要があって行った、視察でございます。そのような観点で御質疑をいただきたいと思います。以上です。     〔「終わり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) いいですか、はい。 以上で10番立崎誠一議員の質問を終わります。 暫時休憩いたします。     午後0時2分休憩-----------------------------------     午後1時20分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、11番谷岡隆議員の質問を許します。登壇願います。     〔11番 谷岡 隆君 登壇〕 ◆11番(谷岡隆君) 日本共産党を代表して、一般質問を行います。 大項目の1は、新型コロナウイルス感染症拡大に関連する課題についてです。 項目1、持続化給付金や地元のちから復活応援金の対象者でありながら、書類準備などに不慣れなためにちゅうちょしている個人事業者やフリーランスの方々が少なくありません。申請手続を援助していくことが必要です。今後の周知と援助について、市長の見解を伺います。 項目2、習志野市後期基本計画では、働く意欲のある高齢者の能力を生かすシルバー人材センターの会員増加と就労先の確保・開拓を支援しますとしています。この間、少なくないシルバー人材センター会員が自粛要請等で休業と減収を強いられましたが、休業補償を受けられないでいます。休業補償を出す体制をつくるべきではないでしょうか。市長の見解を伺います。 項目3、全国知事会、全国市長会、全国町村会の地方3団体が少人数学級の実現を求める緊急提言を国に提出し、中央教育審議会でも少人数学級が中間まとめに加えられました。習志野市立小中学校の適正規模・適正配置の基本方針づくりも、少人数学級への移行を想定したものにするべきではないでしょうか。教育長の見解を伺います。 大項目の2は、習志野市立保育所私立化ガイドラインの大改悪の動きについてです。 項目1、これまでの市立保育所の民営化において、宮本市長は、2015年3月定例会で、「実際に施設の運営を左右いたします施設長や保育士の経験年数、保育内容などは厳しく詳細な条件を定めて、保育の質はしっかり確保する」という立派な答弁をしました。 これは私自身が経験してきたことですが、我が家の3人の子どもたちは、11年間にわたり市立保育所でお世話になってきました。ベテランの先生から若い先生までバランスよく配置された保育所と保育の質の大切さを身をもって感じてきました。保育経験を含む保育の質の確保について、宮本市長がさきの見解をほごにすることは、よもやないかとは思いますが、市長の考えに変わりはないのか、念のために伺います。 項目2、民営化された4つの保育所において、現行のガイドラインが厳守されているかどうかを習志野市はきちんとチェックしているか、伺います。 項目3、ガイドライン策定時に保護者委員の要望で加えられた、保育士の保育経験年数の基準を削除しようとする危険な動きが進んでいます。 2009年3月に習志野市こども園整備・市立幼保再編検討委員会から最終報告書が市長に提出されました。この報告書には、「本検討委員会としては、私立化を進めるに当たっては綿密な「私立化のガイドライン」が市の責任で作成されることが必要であり、加えて、当該ガイドラインの内容がきちんと守られているかを見守っていく第三者機関を作っていくことを強く要望する」の一文が盛り込まれていました。 これに基づいて、2009年11月に設置されたのが習志野市立幼稚園・保育所私立化ガイドライン策定懇話会でした。この策定懇話会には、習志野市保育所保護者会連絡会から推薦された保護者委員2名も参加し、話合いが進められていきました。第2回の策定懇話会で市当局が示した素案には、保育士の経験年数の基準が記載されていませんでした。しかし、保護者委員の要望を受け、第6回の策定懇話会の最終案に、施設長と保育士の経験年数の最低基準が記載されました。この基準に基づき、民営化された4つの保育所の保育の質が守られてきました。 ところが、今年6月に設置された習志野市立保育所私立化ガイドライン改定懇話会では、施設長の経験年数の大幅な引下げと、保育士の経験年数の削除を記載した案が市当局から配付されました。これはガイドライン策定時の要望をほごにするものであります。 保育の質を左右する保育経験の最低基準を削除または大幅引下げをし、民営化のハードルを下げて喜ぶのは、民営化に参入し、市所有の保育所用地を安く借りようとする民間事業者だけです。子どもの最善の利益にはつながりません。民営化する市立保育所の保育の質を下げるガイドライン改悪は断じて許されないと考えますが、宮本市長の見解を伺います。 大項目の3は、本大久保1丁目の宅地開発についてです。 9月定例会に市民6名から提出された、受理番号第60号「習志野市本大久保1丁目548番131」の開発許可における適正な審査を求める陳情には、4つの参考資料がついており、議員の皆さんのタブレット端末で閲覧することができます。 資料を読むと、開発事業者が近隣住民に説明をしないで掘削を行ったり土砂の搬入をしたりしたこと、一方的に開発行為施行同意書と土地利用計画図をポスティングしたことが事の発端でした。資料にもあるように、私は第3回住民説明会に同席しましたが、事業者側の説明はとても分かりにくく、あやふやな内容もありました。説明会ごとに説明内容が変わることもあり、住民の不信感がますます増大していきました。事業者側の近隣住民への対応には幾つもの問題があり、住民側が異議を申し立てるのは当然であります。 本日質問するのは、陳情第60号の資料4にある本大久保1丁目548番131における開発事業に対する要望についてです。これは8月12日に389筆の署名を添付して宮本市長に提出された要望書のコピーです。この要望書について、宮本市長はどのように対応していくのか、伺います。 以上で1回目の質問といたします。     〔11番 谷岡 隆君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。登壇願います。     〔市長 宮本泰介君 登壇〕 ◎市長(宮本泰介君) それでは、谷岡議員の一般質問にお答えしてまいります。大きな1番目の新型コロナウイルス感染症拡大に関連する課題についての、(3)少人数学級の機運の高まりと、習志野市立小中学校の適正規模・適正配置については、教育長が答弁をいたします。 私から、1点目、新型コロナウイルス感染症拡大に関する課題につきまして、(1)持続化給付金や地元のちから復活応援金の手続をちゅうちょしている事業者への今後の周知と援助につきまして、お答えいたします。 国が行っております持続化給付金や本市の地元のちから復活応援金をはじめ、経済支援に関する各種制度につきましては、本年度早々に経済支援相談窓口を立ち上げ、事業者の相談に対応するとともに、日々変わる制度の情報を逐一収集し、制度の周知、情報発信に努めてまいりました。8月21日からは、相談窓口の業務を産業振興課へ移しまして、各種制度に係る申請書の記入方法や必要関係帳簿のそろえ方など、事業者の困り事に対し、引き続き、きめ細かなサポートを行っております。 御質問の、手続をちゅうちょしている事業者への対応といたしましては、本市ホームページやチラシの配布、関係機関の協力を得ながら、これまでと同様、様々な手法を活用して、支援制度の周知に努めてまいります。 続きまして、(2)シルバー人材センター会員等への休業補償について、お答えいたします。 習志野市シルバー人材センターは、地域に密着した仕事を高齢者に提供することで、高齢者の生きがいの充実や社会参加の促進を図ることを目的に設立された公益社団法人でございます。 事業の形態といたしましては、シルバー人材センターが家庭、事業所などから、請負・委任の形で仕事を引き受けて、就業を希望する会員に委託し、その仕事をシルバー人材センターが責任を持って完成させることが基本となります。この場合、発注者と会員、シルバー人材センターと会員の間には雇用関係がないことから、雇用保険は適用されず、休業補償の対象とはなりません。このことは入会の際に説明しており、会員の皆様には御承知いただいていると認識しております。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、公共事業はじめ事業所や一般家庭からの依頼も減少し、事業収入が減少していることについては認識しておりますが、現時点で本市において、シルバー人材センターの会員に対する休業補償という考え方はございません。休業補償することの考えはございません。 続きまして、(3)少人数学級の機運の高まりと、小中学校の適正規模・適正配置については、教育長が答弁いたします。 続きまして、大きな2番目、習志野市立保育所私立化ガイドラインの改定の動きについて、(1)ガイドラインの運用と保育の質と(3)保育士の経験の基準についてを一括して、まず、お答えいたします。 本市では、市立保育所の私立化に当たり、円滑な私立化と安定した施設運営を図るために、習志野市立保育所私立化ガイドラインを策定し、私立化の方式や実施の基本工程、留意点などを定めております。 本年4月に設置いたしました、移管対象保育所の保護者や市立保育所の職員、有識者を委員として構成されております習志野市立保育所私立化ガイドライン改定懇話会におきまして、これまで実施してきた私立化の課題に加え、昨今の保育ニーズの多様化、保育需要拡大による保育士不足といった新たな課題などを踏まえながら、習志野市こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画第3期計画の実施に合せたガイドラインの改定作業を行っているところでございます。 その中で、移管後の保育の質をいかに担保するかは、関心の高い項目であると認識してます。私といたしましても、施設長や保育士の資質・能力、保育内容などは、安定した保育を実施していく上で重要であると認識しているところです。 本市といたしましては、保育士不足という深刻な社会情勢や、経験年数だけでははかれない多様な資質・能力を有する優れた人材確保の観点から、素案の作成をいたしましたが、まずは委員の皆様の意見にしっかり耳を傾け、多様な見方や考え方を幅広く受け止めることに注力し、子どもの最善の利益及び保護者の皆様の信頼をいただける、保育の質の確保を図るガイドラインの策定に取り組んでまいります。もちろん、この場でもしっかり意見を賜ってまいります。 続きまして、(2)私立化した保育所におけるガイドラインの遵守について、お答えいたします。 私立化後の施設につきましては、ガイドラインにのっとり、定期的に運営状況の確認を実施しており、必要に応じて助言・指導を行っております。昨年度の運営状況といたしましては、施設長や保育士の経験年数といった配置基準を満たしていることを全ての施設について確認しております。一部の施設におきましては、保育士の不足によりまして、一時保育の実施を休止している事案や、保護者の了承のもとで午後7時以降の延長保育が未実施となっている事案等がありますが、これらにつきましては、今後も実施に向けて継続協議してまいります。 私からの最後、大きな3点目、本大久保1丁目の宅地開発について、お答えいたします。 このことにつきましては、本大久保1丁目548番131、これ地番で言っているので、ちょっと分かりにくくて申し訳ないんですけど、住居表示だとまた違う言い方があるんですけども、ちょっとごめんなさい、確認し切れてないんで、地番で申し上げますと、本大久保1丁目548番131に計画されておる開発計画に対して、先月12日に開発事業に対する要望書を地元の自治会である本一町会及び開発予定地に接する住民の方々から受領いたしました。 要望の内容は5項目ございまして、1つ目として、開発行為に伴う新設のごみ集積所の設置について、2つ目として、第一種低層住居専用地域における開発行為、いわゆる盛土開発の申請に伴う適正な許可行為について、3つ目として、道路拡張をはじめとした西側道路への注意書きや看板・標識等の設置について、4つ目として、開発申請について、そして5つ目として、要望に対する対応についてでございます。 御要望いただきました代表者の方へは、この内容に対する本市の考え方を9月3日に回答したところでございます。 以上、私からの1回目の答弁とさせていただきます。     〔市長 宮本泰介君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 続いて答弁を求めます。小熊隆教育長。登壇願います。     〔教育長 小熊 隆君 登壇〕 ◎教育長(小熊隆君) それでは、谷岡議員からの一般質問、大きな1点目、新型コロナウイルス感染症拡大に関連する課題について、(3)少人数学級の機運の高まりと、習志野市立小中学校の適正規模・適正配置について、お答えをいたします。 国の諮問機関である中央教育審議会特別部会の中間報告では、教室環境に応じた指導体制の整備について示されております。その中には、新しい生活様式を踏まえた身体的距離の確保に向けて、教室等の実態に応じて少人数編制を可能にするなど、新時代の教室環境に応じた指導体制や必要な施設・設備の整備を図ると明記されております。 本市教育委員会といたしましては、学校の適正規模・適正配置の基本方針の策定を進めつつ、この国の動向にも注意してまいりたいと考えております。 以上、私からの1回目の答弁といたします。     〔教育長 小熊 隆君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 11番谷岡隆議員の再質問を許します。谷岡隆議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。それでは、最初の質問から順次、再質問していきます。 まず、1番目の持続化給付金に関して、1つ資料を送ります。届いたでしょうか。     〔「すみません、よく分かりません」、「何だ、それ」、「タブレットがしゃべってる」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(谷岡隆君) これはどっか押しちゃったな。はい。届いてますよね、はい。じゃ、分かるように、よく分かるように質問していきたいと思います。 持続化給付金について、農林水産省は、ほとんどの農家が対象になるという見解を示して、積極的に申告することを推進しようとしています。今お送りした資料というのは、農民運動全国連合会という会の機関紙「農民」に掲載されたものでして、今年5月12日の衆議院農林水産委員会における、当時の江藤拓農林水産大臣の答弁が掲載されていますので、発行元の了解を得て、御紹介します。アンダーラインの部分を中心に、ちょっと読み上げていきます。 まず、自由民主党の木村次郎議員の質問に対して、江藤大臣、次のように答えています。「持続化給付金につきましては、ほぼほぼ全ての農業者の方々が、農林水産業に係る所得を申告しておられる方々、全ての方々が対象になると理解しております」と答弁しています。 次に、国民民主党の近藤和也議員に対しては、「農繁期である時期と農繁期でない時期があって」、ちょっと飛びます。「その中で、所得の、売上げの低かった月と比較すればいいという極めて柔軟な対応を農林水産分野ではできる」、そういう答弁です。 そして、立憲民主党の大串博志議員に対しては、アンダーラインのところを見ますと、「農林の場合は、過去1年間の収入を12で割って、この1月15日までの期間で所得の低いときと比較していただければ、ほぼほぼこれは対象になる可能性が極めて高い」と。ちょっと飛びます。「農水産業からの収入を事業収入として報告している人はほぼほぼ全部ということになりますから、そうそう漏れる人はいないという仕組みになった」、こういう答弁なんですね。 つまり、習志野市では、残念ながら、農家の方の申請がまだ少ないというふうに見ているんですが、農林水産省は、申請さえすれば、ほとんどの人が取れるんだということを国会でも答弁して、これを推進しようとしています。このように、農家の日頃の困難を踏まえて、持続化給付金の申告を推奨して、農家に熱いエールを送っている江藤前大臣の答弁を、宮本市長はどのように理解しているのか、まず伺います。 ○議長(田中真太郎君) 片岡協働経済部長。 ◎協働経済部長(片岡利江君) はい。本年5月12日に開催された農林水産委員会でのお話ということで、今、御紹介をいただきましたように、農業者の皆様が全て該当するんではないかというような発言がありました。また、端的に申し上げれば、農業者の方々も、ほかの業種と同様に、やはりこの新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、非常に厳しい状況に置かれているんだと、また、そのような中で農業者の方がどのような支援を受けられるのか、そして、支援を受けるに当たっての、例えば申請の手続等を十分理解されているのか、また、周知は徹底されているのかというような議論がなされたものだというふうに理解をしております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) 農林水産省が力を入れているということは、農林水産省のリーフレットを見ても分かるわけですね。その概要版を見ると、次のように書いています。今年のいずれかの月の事業収入が確定申告等で申告した年間事業収入を12で割った額(平均月収)の50%以下であれば対象になると案内しています。 しかし、残念ながら、JA千葉みらいの広報紙やホームページに記載された説明には、これが記載されていないんですね、この言葉が。この農林水産大臣の国会答弁を踏まえ、農林水産省経営局経営政策課が作成したリーフレット概要版を用いて、市内の全農家に周知徹底しないと、給付対象なのに、気づかない農家が多く出るのではないかと思いますが、周知を求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 片岡協働経済部長。 ◎協働経済部長(片岡利江君) はい。それでは、農業者の皆様への周知ということでお答えをいたします。農業者の方々に対する支援制度の周知につきましては、千葉みらい農業協同組合に御協力をいただきまして、国が作成をしましたリーフレットを組合員308戸に対して配付をするとともに、習志野市園芸部会員の皆様を対象に、個別説明を行ったところであります。また、広報習志野や市ホームページ等でもお知らせをしております。 あわせて、農業者の方々が産業振興課の窓口に来庁されたときや、職員が畑などに出向いた際には、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響がないかというような聞き取りをし、支援制度の相談に当たっております。 今後も、農業者への周知につきましては、関係団体と協力しながら実施をしてまいりたい、そのように思います。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。これは要望としておきますが、習志野市のホームページの新型コロナの支援項目一覧のページを見ますと、農業者のページもありますが、持続化給付金の対象には大いになるんだということが分かるように、もっと分かりやすく掲載してもらいたいと要望しておきます。 今の部長答弁で、JAもリーフレットは配付しているんだということですが、大臣答弁の真意をきちんと伝えていかないと、私、申請は増えていかないと思うんですよね。遠慮しちゃって、申請しない農家の方がたくさん出てしまうと思うんですよ。 大臣答弁の真意とは、第1に、新型コロナの影響と証明する必要はないんだということです。申請書には、新型コロナのせいで前年同月に比べてこれだけ減りましたと、その理由を書く欄は一切ありません。つまり、農繁期でない時期の月の月収入を書いても構わないわけです。それが2番目です。そして、3番目が、今回の計算方法を使えば、ほとんどの農家が受給できる。この3点が大臣答弁の真意なわけですよ。 ですから、ふだんは農業になかなか金を出してくれない自民党政権と財務省が、せっかくオーケーを出した給付金なのだから、もらえるものはもらって、これからさらに厳しくなる農業経営に備えて、壊れた機械を直したり、軽トラを買ったりすることに使ってもらえればいいんです。千葉県内でも次々に農家が申請している自治体が現にあります。大臣答弁の真意をよく踏まえ、習志野市としても農家の申請を強力に推進するよう要望します。 次に、農家の中には、農業以外の不動産収入があることを気にしている方もいらっしゃいます。持続化給付金において、農業以外の不動産収入は、年間事業収入に含まれるのかどうか。伺います。 ○議長(田中真太郎君) 片岡協働経済部長。 ◎協働経済部長(片岡利江君) はい。農家の方の不動産収入が年間事業収入に含まれるかということについて、お答えをいたします。 持続化給付金事業のコールセンターに確認をしましたところ、申請者が個人事業主である場合は、不動産収入は年間事業収入に含まれないという回答であります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。ですから、うちは不動産収入があるからというところを気にする必要もないわけですよ。ですから、どんどん申請してもらって、これからの厳しい農業経営に備えていってもらいたいと、このことを市としても取り組んでいただきたいと思います。 この項目最後の質問になりますが、持続化給付金については、今申し上げた農家の農業所得用の所得税青色申告決算書を持っている人だけでなく、白色申告の事業者、所得税青色申告決算書を持っていない事業者も、この3者ですね、この3者は、2019年の年間事業収入割る12の金額で、売上げ減少の対象月の前年売上額を計算しています。これについては、地元のちから復活応援金でも同様な扱いをしているのかどうか、伺います。 ○議長(田中真太郎君) 片岡協働経済部長。 ◎協働経済部長(片岡利江君) はい。地元のちから復活応援金における白色申告や農業者などへの対応ということで、お答えをいたします。 地元のちから復活応援金におきましては、原則、前年同月の売上高との比較による減少率を基準としており、白色申告など年間売上金額で申告をしている場合につきましては、別途、売上げ台帳ですとか帳面といったようなもので詳細を確認させていただいております。12で割るという国の方法とは異なりますが、個々の事情に応じて柔軟に対応しているところです。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。ぜひ柔軟に対応していっていただきたいと求めます。また、必要に応じて要綱の改定をしてでも門戸を広げていっていただきたいと強く求めます。 なぜならば、個人事業者やフリーランスの方々の中には、日々の仕事に追われて、月々の帳簿を細かくつける余裕がない人が少なくないんですね、特に白色申告の方々。青色申告はそれじゃ駄目なんですけれども、白色申告の方は、やっぱりそういう方が少なくありません。ですから、やり方を簡略化させた国のやり方に学んで、持続化給付金の白色申告や農家の方々の計算方法と同じやり方を、地元のちから復活応援金の申請でも認めるよう強く求めます。期限があと残り半年を切ってますから、ぜひ多くの人に申し込んでいただけるようにしてください。 では、次に、シルバー人材センター会員への休業補償についてにいきます。 市長答弁を言い換えると、習志野市のシルバー人材センター会員のほとんどは請負契約のため、労働者としての権利は保障されないということになります。それなら、個人事業者という扱いになるので、持続化給付金や地元のちから復活応援金の対象にもなるわけです。ところが、現時点でシルバー人材センター会員にそのことが案内されていません。先ほども申し上げましたが、申請の締切りまで半年を切っています。きちんとシルバーの会員たちにそれを案内することを強く求めます。これについては全部要望にしておきます。 次に、請負契約の会員への対応については、愛知県北名古屋市などで、市がシルバー人材センターに支援金を出し、それをもとに、シルバー人材センターが会員に休業補償に類するお金を給付する取組をしている自治体があります。習志野市でも導入することを求めます。 最後に、要望と資料請求なんですが、要望というか、資料請求なんですけれども、少なくないシルバー人材センター会員が一般事務、受付事務、公民館管理の仕事をしています。こういった方々がやっぱり今回仕事がなくなってしまったという中に含まれているんですよね。これら、実際にはパート労働者の代替のような仕事をやられている方々が果たして請負契約という形でよいのか、偽装請負に当たらないのか。それについて私は以前から疑問に思っていました。やはりパート労働者と同様の仕事については、労働者としての権利が保障されるように改善してもらいたい。 時間がないので、質問については別の機会にしますが、習志野市のシルバー人材センター会員の働き方について、請負と派遣、仕事の種類、民間と公共の仕事の割合と人数が、それぞれ分かる資料を請求しておきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 菅原健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅原優君) はい。御要望の資料でございますけども、こちらにつきましては、習志野市シルバー人材センターに提供いただくことになりますので、シルバー人材センターのほうに確認をして、可能な範囲で提出するようにしたいと思います。 以上です。ああ、それと、先ほど、持続化給付金、ああ、地元のちからについてですか、会員に伝わってないというような、そんなような……。     〔「じゃないかなと。実際伝えてありますか」と呼ぶ者あり〕 ◎健康福祉部長(菅原優君) ええ。そちらについては、シルバーのほうでは、会員のほうに伝えて、対象となるかどうかについては個人で市のほうに確認していただいて、必要な書類につきましては、シルバー人材センターできちんと調整するというようなことで、もう会員のほうには伝えているというふうに伺っております。以上でございます。
    ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。分かりました。失礼しました。ちょっと私の知り合いの会員はよく分かってなかったみたいなので、伝えておきたいと思います。 ぜひ持続化給付金のほうも、ちょっと対象者少ないかもしれないですけれども、あともう1月には締切りになってしまいますから、きちんと周知するようにお願いします。 では、次に行きまして、少人数学級の問題についてなんですが、これについては、質問したいことはたくさんあるんですけれども、本日は残された時間が少ないので、別の機会にしたいと思います。 では、次に、習志野市立保育所私立化ガイドラインの大改悪の動きについての再質問にいきます。 先日の中山恭順議員への答弁で、8月31日の懇話会が中止となったことは分かりました。今後、第2回から第4回まで、計4回開催されるという理解でよいのかどうか、伺います。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。     〔私語する者あり〕 ◎こども部長(小平修君) 答弁してよろしいですか。 ○議長(田中真太郎君) うん。小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。じゃ、御答弁を差し上げます。御質問にお答えをします。8月31日に予定をしておりました私立化ガイドライン改定懇話会につきましては、会の終了後に事務局において改めて、会の有効性について弁護士に法律相談するなど、慎重に調査・検討しました結果、中止とさせていただいたところであります。 第2回懇話会で検討を予定してた議題につきましては、次回、10月19日の懇話会で改めて検討することとしております。 本懇話会は、今年度中に4回開催する予定であることから、10月19日の開催以降に2回開催し、計年4回の懇話会を開催することで現在、日程を調整しているところであります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。第2回懇話会であったはずの会議が中止になったことについては、中山議員の指摘によると、央議員の奮闘があったということで、央議員には敬意を表します。 これまでの改定懇話会や策定時の懇話会でも、習志野市保育所保護者会連絡会、その後、これ、名称が少し変わりましたが、略称、市保連に保護者委員の推薦依頼がありました。ところが、今回の改定懇話会の推薦依頼では、この市保連が外されてしまっています。なぜでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをいたします。結論から申し上げますと、私立化の対象となっております3つの保育所、大久保第二保育所、菊田第二保育所、藤崎保育所、この3つでございますが、の保護者会、こちらの保護者会の意向を尊重させていただいたものであります。 ガイドラインの改定懇話会の設置につきましては、委員を選定するに当たり、私立化する当該施設で現に保育を受けている子ども及び保護者の意見や意向に十分配慮していくことが必要であると考えております。そのことを踏まえまして、前回、第2期の私立化の際では、私立化する保育所の保護者会に懇話会の委員の推薦を依頼させていただいたところ、保護者会からは、習志野市保育所保護者会連絡会を通して委員の推薦依頼をしてほしいという意向が確かにございました。このことから、前回は保育所保護者会連絡会に依頼し、私立化対象施設よりどなたを委員として御推薦いただけるか、御回答をお願いしたところであります。 このたびの懇話会におきましても、前回のやり方を踏襲いたしまして、まずは、第3期計画において私立化の対象施設となっております、大久保第二保育所、菊田第二保育所、藤崎保育所の3つの保護者会に、前回、保育所保護者会連絡会を通して推薦をお願いをした経緯も含めまして、委員の推薦について御相談をさせていただきました。その結果、この3つの保護者会ともに、それぞれの保護者会から直接委員を推薦したいという旨の回答をいただいたため、直接、保護者会に対し委員の推薦をお願いしたところであります。 市といたしましては、これまでと同様に、私立化する施設の子どもや保護者の意見や意向に十分配慮したガイドラインとなるよう、検討を進めてまいります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。経緯については、今答弁にあったことがあったようですが、それにしても、長年にわたり保護者委員を推薦してきた保護者会連絡会に、改定懇話会開催の連絡すらないのは、ひどい扱いではないかと思います。これまで保護者会連絡会は、話し合って作成した要望書を策定懇話会や改定懇話会に提出したり、懇話会委員を通じて意見を出したりしてきた歴史があります。保護者委員の選出母体を急に変更してしまったら、過去の経過や保護者側がどういう要望をしてきたのかについて、引継ぎができないのではないでしょうか。ガイドラインの継続性にも問題が生じるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) 御質問にお答えをいたします。第3期計画において、私立化対象となっております施設の子どもや保護者の意見や要望に十分配慮したガイドラインとなるよう、現在検討を進めているところであります。前回の計画時との違いは、施設の保護者会が直接推薦をしているか否かという点の違いでございまして、結果として、全ての対象施設から委員を選出していただいている点は変わりのないところでございます。先ほど御説明したとおり、保護者会の意向を尊重し、直接推薦依頼をした結果でございます。 また、継続性ということでございますが、当初のガイドライン策定時から御尽力いただいております、保育に専門知識のある学識経験者の方に今回も引き続き、懇話会の委員をお願いし、近年の児童福祉の動向あるいは全国的な保育需要の増大に伴う民営化の状況等を鑑みながら、専門的な見地による御意見もいただいてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。この部長答弁を基に考えますと、市全体の連絡会ではなく、今度民営化される保育所の保護者会に委員の推薦依頼をして、その都度、委員を入れ替えるということは、第1期に民営化された2保育所には策定時、第2期に民営化された2保育所には、前回の改定時のガイドラインが適用され続け、この先来る第4期以降の民営化では、じゃ、もう一回ガイドラインをつくり直すということで、今回改定のガイドラインは適用されないというのが市の見解ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをさせていただきます。保育所の私立化は、習志野市こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画に対応した私立化ガイドラインに基づき、まず、募集要項を作成し、公募の上、法人を選定をいたします。この募集要項は、第1期、第2期、第3期計画、それぞれのガイドラインに沿って作成し、移管先決定後には、ガイドラインで定められている趣旨や内容に沿い、これまで市立保育所で培ってきた保育の質を維持するとともに、民間ならではの多様なサービスの提供について、市と法人で移管及び引継ぎに関する覚書を交わしております。 第1期計画で私立化した2つの保育所につきましては、第1期のガイドラインの内容で覚書を締結しており、その後、ガイドラインの改定がなされたとしても、移管時に交わした、その覚書の内容を変更しない限り、改定後の内容を反映するものではございません。第2期におけるガイドラインは、第1期計画実施時に策定したガイドラインを基本とし、第2期計画における私立化の方式に対応するため、必要な事項について見直しをするなどの改定を行っており、現在の第3期計画においても同様の手法で検討しているところであります。 現在、第3期の計画を実行し始めたところでございまして、将来、次期以降の計画について申し上げる段階ではございませんが、これまでの経緯からすると、改定が必要である場合、以前の計画で策定したガイドラインを基本として、必要な事項を見直す手法については想定しているところであります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。今の部長答弁を基にしたとしても、今回のガイドライン改定が既存のガイドラインに基づいて運営している4保育所、そして次の第4期以降に民営化が計画されるであろう4保育所にも大きな影響を与えると考えられます。 なぜかというと、これまでのガイドラインでは、保育士の経験が5年以上ある人を3分の1はそろえなければいけないというハードルがあったわけですよ。それによって、ベテラン保育士を整えていこう、そろえていこうという取組があったんですね。この間、市に作ってもらった資料を基にすると、それで頑張って、今、民営化された4つの保育所は半分ぐらいは保育経験5年以上の保育士をちゃんとそろえてるんですね。 それを今度民営化される3園については、その保育士の経験年数5年というのを削除しますよということになれば、今、民営化されてやっている4つの保育所だって、新しいところのハードルをそんなに下げるんであれば、自分たちだって、保育士そろえるの、大変なんだから、自分たちのハードルも下げてほしい、覚書を改定してもらいたいという声だって上がりかねないと思いますよ。物すごい、今回は規制の緩和ですから、素案がね。 また、この先、民営化が進むとすれば、この先に民営化がされる4保育所についても、今回改定されたガイドラインが基として最初示されるでしょうから、そこにも大きな影響を与えるわけですよ。 ですから、やっぱり市内全体の民営化された市立保育所またはこれから先、民営化が計画されている市立保育所に影響を与えてるわけですから、民営化された4保育所、そして今後の民営化予定の保育所の保護者会が加入する市保連が推薦する委員もきちんと加えて、保育の質について議論すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) 御質問にお答えをさせていただきます。現在、第3期の計画の実行に当たりましては、この期間に私立化を予定しております対象施設である、3つの施設の保護者から成る懇話会で議論をし始めたところでございます。 この3つの施設は、同じ市立保育所であっても、乳児施設や乳幼児施設といった違い、あるいは立地条件、施設規模など異なる要素が多くあり、私立化において大切にしたいことや要望・意見も異なってくると、そのように考えております。議論に当たっては、3施設の意見や意向に十分配慮しながら、私立化が円滑に実行されることが優先されるべきであると考えております。 懇話会の委員の推薦につきましては、原則として、これまで同様、計画で私立化の対象となっている保育所の保護者会の意向を十分尊重し、推薦いただいた委員を通して、当該保育所の子どもと保護者の意見や意向を反映することが必要であると考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) どうしても、対象とする意見を聞いていく保護者の範囲を狭くしてしまおうという意向のようですが、私自身、10年前のガイドライン策定時には、保護者会の役員をしていまして、その当時、策定時のガイドラインは、第1期に民営化された2保育所だけに適用して、次の改定時のガイドラインが第2期に適用される、その次はまた新たにガイドラインを改定していく、そういう話は10年前には一言も出なかったですよ。 ですから、策定時のガイドラインが、これがずっと使われるんだと、だから慎重に内容を精査しなきゃいけないということで、第1期には民営化の対象になっていなかった谷津保育所と菊田保育所の保護者が、だったら引き受けてやりたいということなんで、懇話会委員になっていただいたという経緯があります。 やはり今回だって、3園だけに影響を与えるものにはならないと思います。当局の都合がいいようにガイドラインを期ごとに改定したり、しかも、基本となる部分を緩めてしまおうというような改定を行ったり、懇話会委員を入れ替えていったりすることは許されないと思います。 これについては、ちょっと時間がないので、指摘にとどめますが、こういったやり方は見直しをしていただきたいと要求しておきます。 次に、先ほどの部長答弁で、最初のガイドラインの策定時から御尽力いただいている、保育に専門知識のある学識経験者というのがありましたが、これは公開されている資料を見ますと、伊集院昭彦さんという方です。ですが、この方、もう公開されている資料なんで、御紹介すると、アメリカの大学院でMBA、経営学修士を取ったという人で、それ自体は大変すごいことなんですけれども、ただ、その後、経営コンサルタントをしていた方であって、保育所保育の専門家と本当に言えるんだろうかというところは疑問を持ちます。 この伊集院昭彦さんが現在も座長を務めているわけですが、過去の経過について唯一知っている伊集院座長は、策定時の懇話会で、私も傍聴してましたけれども、保育士の経験年数を明記することには否定的な発言をしていました。これ、会議録でも残っています。しかし、今も座長を務めているのですから、保育経験がガイドラインに追加された経緯、それは保護者の要望で追加されたんだということを経験者として説明するべきではないかと思います。なぜ説明しないのか。自分と意見が違うから、無視しているのか。なぜ、これ、説明がされないのか、伺います。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをいたします。なぜ言及しないのかということでございますが、座長には会の進行に当たり、まずは委員の皆様の様々な意見や要望を引き出し、それぞれの立場で十分な話合いがなされるようお願いしているところであります。座長として、また一委員として、御自身が必要と考えれば、これまでの経緯について言及いただけるものとは考えております。 事務局といたしまして、会議の中の説明において委員の皆様に、施設長に求める条件や保育士の保育経験等につきまして深く検討を要する重要なポイントであることや、市民よりいただいた御意見などもお伝えしながら、より充実した検討がなされるよう努めてまいります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。では、ちょっと時間がないので、最後のこの質問としておきます。保育の質問については、厚生労働省の保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会が、2020年6月26日に議論の取りまとめを出しています。また、厚生労働省の「子どもを中心に保育の実践を考える」では、ミドルリーダーを中心とした体制づくりでベテラン保育士の果たす役割が重視されています。また、千葉県保育士実態調査結果報告書によれば、やっぱり一定経験年数を積んだ方が民間保育所でも4分の1はいらっしゃるということが示されています。 こういった保育の質を考えるに当たって、保育経験というのをどう考えるのかについて、厚生労働省の検討会における議論や実践事例集、千葉県保育士実態調査など、重要な資料が習志野市の改定懇話会では反映されていません。事務局としてどのように考えるのか、伺います。 ○議長(田中真太郎君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをさせていただきます。保育所運営の基本は、保育所保育指針で定められているところでございますが、今御案内のあった国の保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会等の資料につきましては、この平成29年3月に改定された保育指針を具現化するために様々な議論や具体的な事例を示したものであり、私どもにとっても参考にすべき有効な資料であると認識をしております。 ガイドラインの改定懇話会におきましても、本市の実情を踏まえながら、これらの資料や社会の動向等、視野を広げ、保育所保育指針に基づく保育の質の確保あるいは保育士の質の向上が、私立化以降も十分図られるよう、意見交換を行うとともに、保護者や市民の皆様からの意見にも耳を傾けながら、検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。もう時間がありませんので、過去の経過についていろいろと質問したいことがあるんですが、一応これは私の8月31日付のブログにまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。 保護者の間でも、このガイドライン素案が該当の保育所ですらあまり見られていないということが、先日の中止になった懇話会の場において、保護者委員の方から発言されていました。ガイドライン素案を広く示し、時間をかけて議論することを強く要求して、次の質問にいきます。 本大久保1丁目の宅地開発についてです。389筆の署名を添付して宮本市長に提出された要望書について、それへの市長の回答内容が市長答弁にありませんでした。先日の都市環境常任委員会での資料請求で回答書はもらっていますが、都市環境常任委員以外の議員は、その内容が分かりません。時間が残り少ないので、市長の回答のうち、開発申請についてと、要望に対する対応についての2つの項目の回答はどのような内容なのか、答弁を求めます。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。要望書の回答ということでお答えします。開発申請について、それと要望に対する対応についてお答えします。 まず、開発申請についての要望内容といたしましては、この開発行為についての疑義や問題点が解決されるまでの間、開発に伴う申請の受付、開発の許可をされないようにというような御要望でございます。 本市の対応といたしましては、関係各課と協議した上で、その内容が基準に適合し、かつ不足の書類がなければ、申請を受けなければなりません。また、開発許可につきましても、申請の内容が都市計画法の開発許可基準に適合していれば、許可をしなければなりません。今後におきましても、事業者に対しまして、法令等に基づきまして、適切に指導してまいります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) はい。この市長からの回答が届いた後、陳情を提出した市民の皆さんから私のところに訴えが寄せられました。そのまま読み上げます。習志野市開発事業指導要綱第12条には、事業者は、周辺住民に説明を行い、誠意を持って対応する。周辺住民の意向を尊重し、同意を得るように努めるとあるのにもかかわらず、これが守られず、周辺住民の不安が解決されぬままでも、申請の許可が下りてしまうのは、なぜなのか。事業者は言うまでもなく、行政までもが、事業内容の周知、要望に誠意を持って対応、原則同意の条文に対して、なおざりな姿勢であることが問題です。開発指導要綱は、市民の生活の安心・安全を守るためにあるのではないか。開発指導要綱が守られずに開発事業が行われ、市民が困っている。これはおかしなことではないでしょうかという訴えです。 この陳情は、先日の本会議で継続審査となりましたが、継続審査であることを重く受け止めていただき、開発事業指導要綱第12条の手続など、きちんとやってもらいたいと強く求めます。ついては、先ほど紹介した市民の訴えについて、どのように受け止め、対応していくのか、最後に伺います。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。市民の訴えについて、どう対応していくかということにお答えします。まず、同意につきましては、都市計画法第33条第1項第14号に関係権利者の同意の規定がございます。ここでは、開発行為施行同意書につきましては、開発行為をしようとする土地の所有権などを有する者の同意を得ていることと規定がございます。 また、この法では、開発行為をしようとする土地の隣接地の同意については、規定がございません。しかしながら、一方的な開発行為が行われることを避けるために、本市の開発指導要綱に定めて、周辺住民に対しまして開発事業の周知を図り、要望等を受けた場合には事業者は誠意を持って対応するということで指導をしているところでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 以上で11番谷岡隆議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩いたします。     午後2時21分休憩-----------------------------------     午後2時35分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番宮城壮一議員の質問を許します。登壇願います。     〔8番 宮城壮一君 登壇〕 ◆8番(宮城壮一君) 皆様、こんにちは。民意と歩む会所属の宮城壮一でございます。通告順に従いまして、一般質問させていただきます。私が今回、一般質問最後となりますが、議場の皆様、そしてインターネット中継を御覧の皆様、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。 それでは、まず、今回は習志野市のホームページやSNSなどについてお聞きしようと思っております。 私はNHKから国民を守る党に所属しておりますが、我々は、ホームページ、ツイッター、ユーチューブなどを駆使して、国民の皆様に党の様々な情報を発信したり、また情報収集も行っております。ホームページは党の顔でありますが、N国党のホームページは、実は私が1人で制作して運用しております。国政政党のホームページを党員自らがつくって運用しているという例はかなり珍しいと思いますが、そういった専門的な観点から、習志野市のホームページやSNSなどについて、今回は質問させていただこうと思っております。 今回の大項目、1つ目は、ホームページについてであります。本来、ホームページとは、ブラウザーを起動した直後に開くウェブページのことですが、今は一般的にインターネット上のウェブページ全般を指すこと、そういう場合が多くなってきておりますので、今回は習志野市のホームページと呼ばせていただきます。 皆さんは、PCやスマホなどでブラウザーを使ってホームページを見るわけですが、これは市と市民を直接つなぐものであります。様々な市の最新の情報を掲載して発信していかなければならない、非常に重要なシステムであります。 小項目としては、習志野市のユーチューブやツイッターなどについてお聞きいたします。 ユーチューブというのは動画がメインとなるSNSであります。非常にコンテンツクオリティーが求められる重要な、そういうものが求められるSNSでありますが、この利用者の割合というものは非常に幅広い世代であります。総務省が平成30年に発表しておりますデータによりますと、10代が93.5%、20代が94%、30代が87.4%、40代が80.4%、50代が64%、60代が32.2%、全世代で男女による比率はほとんどもう平たんで、ありません。非常に多くの世代にリーチできる、非常に優れたプラットフォームだと思います。動画のクオリティーだけではなく、タグ設定、タイトル設計による戦略的な運用が肝となるのもポイントだと思います。 次に、ツイッターですが、ツイッターは、140文字以内で発信する文字中心のコンテンツです。実際にネット上にはツイッターを利用して、実に様々な情報が飛び交っております。ツイッターの一番の特徴は、リツイート機能による情報の拡散力というものがあります。未知の情報を広めたり探したりする傾向が、ほかのSNSと比べてもツイッターは非常に強いため、市区町村では、ユーチューブやサービスなどの認知拡大目的で活用しているケースがほとんどだと思います。 また、ツイッターユーザーは、そのとき、今何が起きているのかということへの関心が強いため、発信する情報、サービスを日々のトレンドや関心事と組み合わせることで、より広くユーザーに情報を届けることが可能だと考えております。市の様々な情報を市民に知ってもらうためのきっかけづくりは、SNSが得意とする分野だと思います。 何か役所の情報発信の仕方というのは、何か古くさいとか時代遅れ、そんなイメージを持たれてる方というのが非常に僕は多いと思ってますが、市の公式のSNSアカウントで常時市民とつながっていると、市が伝えたい情報を本当にダイレクトに伝えることができます。また、継続的に接点を持ち続けることで、市への興味・関心の度合いを引き上げることも可能だと考えております。このようにSNSは、フォロワーとの距離感が近いため、市がその距離感をうまく把握して、各SNSの特徴を生かしたプランニング、運用が重要だと言えます。 次に、大項目の2つ目は、都市計画道路3・4・15号線について、お聞きいたします。 この計画、現在の整備状況や今後の見通しなどをお聞きできればと思っております。 それでは、私の1回目の質問はこれで終わりにします。     〔8番 宮城壮一君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。登壇願います。     〔市長 宮本泰介君 登壇〕 ◎市長(宮本泰介君) それでは、宮城議員の一般質問にお答えしてまいります。全て私からの答弁となります。 まず、大きな1点目、ホームページなどにつきまして、まず(1)ホームページの現状、今後について、お答えいたします。 本市の公式ホームページにつきましては、平成10年4月から運用を開始し、時代の変化に合わせて定期的にリニューアルを行っております。最近では、平成28年9月にプロポーザル方式による業者選定にてリニューアルを行いました。そのとき特に災害時を想定して、サーバーのクラウド化などを行いました。 令和元年9月、10月、昨年の台風ですけども、昨年の台風のときには、ホームページのアクセスが瞬間的に通常の10倍以上となりまして、近隣市のホームページのほとんどが一時的にアクセスしにくい状況となりましたが、本市のホームページでは支障が生じず、リニューアルは大きな効果があったものと認識しております。 次回は令和4年9月にリニューアルを予定しておりまして、スマートフォンからのアクセスがパソコンからのアクセスを上回っている今の現状を受けまして、スマートフォンを主体とするデザインへの変更を予定しております。 続きまして、(2)ユーチューブについてお答えいたします。 本市では情報発信の手段としてユーチューブを活用しておりまして、現在3つの公式チャンネルにて随時、動画配信を行っております。その3つでございますが、具体的には、定例記者会見やイベントの様子を配信するNarashino Cityチャンネル、テレビ広報なるほど習志野を配信いたします、なるほど習志野チャンネル、そして、最近できました小学生・中学生が自宅で活用できる習志野市学習応援サイトチャンネルでございます。 このうち、Narashino Cityチャンネルでは、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中で本年3月から、子どもや高齢者向けの動画や、市民へ正確な情報をお伝えするための市長ニュースと題しました、私自ら配信をする内容を発信しております。その結果、Narashino Cityチャンネルの登録者数につきましては、3月1日時点で2,534人でございまして、この2,534人という数字自体も、県内のほかの市町村に比べても、もともと高い登録者数でございましたが、9月1日時点で3,882人、最新では3,970人となっておりまして、4,000人に近づいているということでございまして、関心は高いというふうに思っております。配信の効果はいろいろな面であったものと捉えております。 そのさなか、まさしく今朝でございますけども、今朝の千葉日報の朝刊には、Narashino Cityチャンネルに登録している本市のPR動画「レッツゴー習志野」オフィシャルミュージックビデオの再生回数が100万回を超えたという記事が大きく掲載されておりましたが、この動画には、全国に多くのファンを持つ習志野高校吹奏楽部のオリジナル曲「レッツゴー習志野」の持つパワーを本市のPRにつなげていこうと企画して配信してるものでございます。この音楽関係の動画につきましては非常に人気がございまして、そういうようなことから、もともと同チャンネルの登録者数が多いのかなということも思っているところでもございます。 最近ですと、公民館が、「料理教室」と題する配信も1,000回以上超えておりまして、これも最近の話題なんですけども、随分と再生回数があるのかなと。 もちろん、有名なチャンネルの再生回数に比べると全く少ないということも言えるわけでありますが、今後も映像によって、情報が記憶に残りやすいユーチューブの特性を生かし、市の重要な情報発信の手段の一つとして研究を進めまして、効果的に活用してまいります。 続きまして、(3)ツイッターについてお答えいたします。ツイッターは、情報をリアルタイムで発信・取得できることに加えまして、拡散速度が非常に速い利点がありますことから、また、議員のおっしゃる点もありますことから、本市では平成25年から運用しております。 現在、本市は3つのアカウントで運用しておりまして、1つ目は、災害情報や不審者情報など、市民の生活に直接関わりが強い情報を発信する習志野市緊急情報。2つ目は、市内で行われるイベントのお知らせや子どもたちの活躍に関する情報などを発信する習志野市耳寄り情報。3つ目は、子育てや健康に関する情報を発信するNサポとなります。 本市では、地震や台風などの災害時はもとより、今は新型コロナウイルス感染症対応におきまして、習志野市緊急情報をフル活用しております。なお、県内に大きな被害をもたらしました、令和元年台風第15号、房総半島台風の直前である令和元年8月末のフォロワー数は5,023人でありましたが、1年経過した令和2年8月末時点では9,848人と、ほぼ倍増しております、今後も引き続き、市民に向けた情報発信のツールとして活用してまいります。また、研究してまいります。 私からの最後、大きな2点目、都市計画道路3・4・15号線について、お答えいたします。都市計画道路3・4・15号大久保本郷線につきましては、起点につきましては京成大久保駅南側の本大久保4丁目12番地先でございまして、そこから実籾本郷の主要地方道千葉鎌ケ谷松戸線を終点とする延長約1,880メートル、幅員16メートルの都市計画道路でございます。 当該都市計画道路の現在の整備状況といたしましては、全線開通はしておりませんが、このうち起点から千葉県立実籾高等学校の北側付近までの区間につきましては、習志野市道00-012号線として幅員約8メートルの道路として供用しております。 本年8月に策定した習志野市都市計画道路等見直し方針におきましても、区間の一部に高低差があるなど地形的な制約があるものの、将来、交通量の推計結果から、周辺道路、特に主要地方道長沼船橋線、これ、県道になりますけども、混雑度が増加するとの結論に至り、存続路線として位置づけております。 しかしながら、今後の整備の見通しについては、現時点では未定となっている状況でございます。 以上、1回目の答弁とさせていただきます。     〔市長 宮本泰介君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 宮城壮一議員の再質問を許します。宮城壮一議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。それでは、再質問させていただきます。 まず、ホームページなんですが、平成28年の9月にリニューアルをしたとありましたが、具体的にどのようなリニューアルをしたのか、お伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。平成28年9月に実施した本市ホームページのリニューアルについて、お答えいたします。 課題を分析し、3つのコンセプトでリニューアルを実施いたしました。1つ目は、誰でも利用でき、利用者のニーズに応えられること。利用者の視点で情報構成を分類し直して、直感的に利用できるデザインレイアウトにしました。併せて、利用者が増加しているスマートフォンサイトを新設しております。 2つ目は、災害時に安定してサービスを提供できること。大規模な災害発生時のアクセス集中に対応できるように、緊急情報専用トップページを新たに設け、災害発生時に切り替えることで、利用者に必要な情報を迅速・確実に伝える仕組みを構築しました。また、ホームページのデータを災害対策がなされたデータセンターに移行するとともに、キャッシュサーバーを複数用意することで、アクセス分散を図るCDN、すなわちコンテンツ・デリバリー・ネットワークを新たに導入しております。 3つ目は、習志野市の魅力を内外にPRできること。コンテンツを格子状に配置するグリッドレイアウトを採用し、習志野市の市章の緑を基調にゴールドを配合色として使用することで、気品のある印象にしております。また、市章をヒントに、ボタン等のパーツデザインに正方形というモチーフを取り入れるなど、トーン・アンド・マナーの統一を図っております。 トップページの最上部にはブランディングエリアを設け、自動的に遷移する5枚のバナーを配置しております。現在は「レッツゴー習志野」オフィシャルミュージックビデオ100万回再生突破のバナーをトップに掲出しておりますが、全国他の自治体に先駆けて、ソーシャルディスタンシングの考え方を、市章を用いたアニメーションで表現するなど、本市の情報発信力の向上に大きく寄与しております。 以上、3つのコンセプトに基づき、リニューアルを実施いたしました。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。御答弁ありがとうございます。 今、コンテンツ・デリバリー・ネットワークという話が出ましたが、これは非常にすばらしいことだと思いますね。災害時など、通常想定されていない大量のユーザーが習志野市のサイトへ集中したときなんかに、反応が実際遅くなっちゃったり、応答不能になって、何も動かなくなったりするということ、あると思うんですが、そういうのを回避するためにも、これはすばらしいと思います。 ただ、次に、僕がサイトを見て気になったことなんですが、やはり平成28年ということもあると思うんですが、やはりサイトの見た目の印象ですね、そこらじゅうに画像が埋め込んであったり、文字だと思ったら、実は画像だったり、いろいろと古臭い部分があります。やはり一昔前のサイトだなという印象は実際に受けました。習志野市のホームページ、次のリニューアルが令和4年9月ということですが、なぜ令和4年9月なのかと。あと、そのリニューアルされる予定の内容、どのようなリニューアルされるかということについてお伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) ホームページのリニューアルの予定時期及び内容について、お答えいたします。 現在のホームページの契約期間は、令和3年の9月末までです。このタイミングでリニューアルを行うために準備・検討を進めておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、インターネットを取り巻く社会情勢や事業者をめぐる環境が大きく変わっている最中でありますことから、最適なリニューアルを行うべく状況判断をするために、現在の契約を1年間延長し、令和4年9月のリニューアル予定としたところであります。 検討している内容としましては、スマートフォンによる閲覧数が大きく伸びておりますことから、閲覧するデバイスの画面サイズに合わせて最適な画面表示を行うレスポンシブウェブデザインを採用することを検討しております。 なお、次回リニューアルに際しては、前回同様、プロポーザルにより業者を選定する予定です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。レスポンシブデザイン、非常に、これ、いいですね。N国党のサイトもレスポンシブのデザインを使ってます。これ、本当に瞬時に、アクセスされたデバイスによって画面の大きさを判断して、画面表示が最適になってくれるという、習志野市は今そうではないですから、ぜひこれはやっていただきたいですね。 市民と習志野市をつなぐホームページの存在というのは、やはり今の時代に最適化された、市民にとって常に使いやすい、見やすいということを意識しなければならないと思います。デバイスも急激な変化を続けておりますし、インターネット技術の進化も実際にすさまじいものです。今後は、現在は役所に来なければできないようなサービスもサイト上でできるようになるようなことも考えられます。 それでは、先ほどお話が出ましたサーバーのクラウド化というのは実際どんなことなのか、また、そのメリット及びデメリットなどをお伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。サーバーのクラウド化とはどのようなことなのか、また、そのメリット及びデメリットについて、お答えいたします。 平成28年9月のリニューアルに伴い、市庁舎に設置していたサーバーを撤去し、民間のデータセンターが所有するサーバーにデータを移行しました。このような手法を一般的にサーバーのクラウド化と呼んでおります。 メリットとして3点申し上げますが、物理的なサーバー管理から解放される、データセンターが24時間365日連続稼働で管理を行う、災害時にリスクが少ないという点が挙げられます。 一方、デメリットに関してですが、一般的にはサイバー攻撃に対するセキュリティー上の課題が挙げられることがありますが、不正アクセスの防止、データ漏えい・改ざん防止、ウイルス対策ほか、様々なセキュリティー対策を実行しており、本市の運用上、デメリットはないものと認識しております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。サーバーのクラウド化についての分かりやすい説明、ありがとうございます。市庁舎に昔は設置していたと、サーバーを設置していたということですが、やはり、それはサーバーの管理だったりとか、様々なリスクを伴うものであって、そういう観点からもすばらしい、とても今っぽい選択だと思います。 先ほどスマホのアクセスがPCのアクセスを上回っているとありました。実際に私が管理しているN国党のホームページでも同様の状況になっておりますので、習志野市のホームページにアクセスされる各デバイスの比率について、分かる範囲で、昔からの推移を教えてください。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) ホームページにアクセスするデバイスの比率についてお答えいたします。 3年前の平成29年度は、パソコンが45.3%、モバイルが50.3%、タブレットが4.4%。翌平成30年度は、パソコンが40.9%、モバイルが53.1%、タブレットが6%。令和元年度は、パソコンが36%、モバイルが60.1%、タブレットが4%。本年度は、8月末までの数値でありますが、パソコンが32.4%、モバイルが64.1%、タブレットが3.5%であり、モバイル端末からのアクセスがパソコンからのアクセスの約2倍になっているという状況です。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) なるほど。本当にこれは確実にスマホが伸びてきてますね。最新のデータではスマホが64%以上ということですから、習志野市のサイトはもう確実にスマホを主体とするデザインや構成にする必要が明確になってきていると思います。 現在、習志野市のサイトを見ていると、サイト内に公告のバナーがあります。これらの広告を載せるためにかかる広告料、これはページによって値段が異なると思いますが、その辺を教えてください。併せて、習志野市のサイトの過去からのPビュー数ですね、ページビュー数の推移についても伺います。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。まず、ページビューの推移について、お答えいたします。3年前の平成29年度は955万5,930件、平成30年度は988万457件、令和元年度は1,231万5,382件、本年度は4月から8月末までの5か月間の数字ですが、既に913万8,964件となっております。 次に、ホームページの広告の概要についてでありますが、トップページに掲載する場合、1枠につき市内業者が月額1万8,000円、市外業者が月額2万円、トップページ以外に掲載する場合、1枠につき市内業者が月額4,500円、市外業者が月額5,000円となっております。年間契約をした場合は、1か月分を無料としております。また、トップページ以外に複数枠掲載する場合は、2枠分の料金で5枠分を掲載することができます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。習志野市のホームページは、本当に実にたくさんのページから構成されています。これらのページというのは、もう本当に様々なページがありますから、様々な頻度で更新が必要だと思いますが、実際にホームページの各ページの更新について、どのようなやり方で、それを行っているのか。 実際に、業者が後ろについているというか、業者がたたき台をつくっていると思うんですが、業者はどこまでやって、市がどこまでをやっているのか。実際に、テキストだったり画像だったり、ユーチューブやツイッターなどの埋め込みコードの張りつけとか、いろいろあると思うんですよね、この更新というのは。ホームページの更新について詳しく教えてください。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。ホームページ、各ページの作成や編集についてお答えいたします。 ホームページの作成や編集は、CMS--コンテンツ・マネジメント・システムを利用して、事業を担当する各課のほうで行っております。実際の作業としましては、各課に付与されているIDとパスワードでログインし、ページの作成や編集を行い、各課で決裁を行った後にアップロードをしております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。ホームページについて、いろいろありがとうございました。ホームページに関しては、見栄えのよい優れたデザイン、最新、今風のレイアウト、これ重要なんですけども、スマホに完全に対応させること、サイト内の動線、ナビゲーションが分かりやすく、探したい内容が見つけやすいサイトの構成、そういったことを今後の習志野市のホームページには期待をして、次の質問に移りたいと思います。 それでは、ユーチューブのことに関してですが、現在ユーチューブ、習志野市の公式のユーチューブを検索してみると、3つのアカウントが確認できます、Narashino City、なるほど習志野、習志野市学習応援サイト。 Narashino City、確かに登録者数はおっしゃっていた数ですが、なるほど習志野は9月28日時点で665人、習志野市学習応援サイトにおいては117人。さらによく見ると、習志野市学習応援サイトの動画の再生数は何と1桁、7とか8とか6とか、そのくらいの再生数なんですよ。だから、こういうのは明らかに改善の余地があると思いました。 これらのアカウントにログインできる職員というのは、実際にどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) ユーチューブの3つのアカウントにログインできる職員について、お答えいたします。Narashino Cityチャンネル及びなるほど習志野チャンネルは、現況において、広報課で映像を担当している職員4名、習志野市学習応援サイトチャンネルは総合教育センターで情報教育などを担当する職員4名、このようになっております。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。ありがとうございます。それでは、一番登録者数の多いNarashino Cityチャンネルについて、ユーチューブスタジオのアナリティクスというものがあるんですが、チャンネル登録者の視聴状況と再生されている動画ランキングを教えてほしいですね。つい先日ですが、テレビ「アド街」で習志野市が特集されておりました。あれはすばらしかったですけども、ああいうことがあると、このアナリティクスの数字に大分変化があったんではないかと思いますが、チャンネル登録者の視聴状況と再生されている動画ランキングなんかも教えてください。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。Narashino Cityチャンネルの登録者の状況及び動画ランキングについて、お答えいたします。 まず、Narashino Cityチャンネルにつきましては、市長答弁で申し上げましたとおり、チャンネル登録者数は現状で3,970人ですが、チャンネル登録をして動画を視聴している人の割合は3.5%、96.5%がチャンネル登録をせずに動画のほうを視聴しております。 次に、動画のランキングについてお答えいたします。再生回数が最も多い動画は、音楽のまち習志野を訴求する本市のPR動画「レッツゴー習志野」オフィシャルミュージックビデオフルバージョンで、再生回数は9月29日現在100万1,650回となっております。市長答弁で申し上げましたとおり、今朝の千葉日報や時事通信などに記事が掲載されておりますが、この数字は、千葉県内のみならず、全国的に見ても傑出したものであると認識しております。 ランキング第2位は、習志野高校第31回全日本マーチングコンテスト金賞受賞披露演奏会の動画、第3位は、「レッツゴー習志野」の60秒バージョンとなっております。以下、ランキングトップ10までの動画に関してですが、習志野高校吹奏楽部に関する動画が3本、第四中学校吹奏楽部に関連する動画が2本、習志野市歌、市の歌ですね、市歌の動画が1本、市のPR楽曲「ドレミファナラシド♪」のダンスレッスン動画、「ドレミファナラシド♪ダンス」の1本となっております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。やはりテレビの影響というのはすごいと思いますね。実際に僕が確認した9月23日から「レッツゴー習志野」のこの動画、4,000回数以上は増えていることになりますからね、これ。 それで、Narashino Cityチャンネルについて、いろいろな動画があります。その中には、市長ニュースという動画が多数アップされています。動画撮影に関して、撮影場所、撮影者、編集者、編集機材、編集ソフトといったもの、どのようなものを使用しているのか。また、撮影機材と編集ソフトを購入したときの金額なども一緒にお伺いしたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) Narashino Cityチャンネルの動画制作についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症関連の情報をお伝えする市長ニュースは、秘書課執務室内において秘書課職員が広報課所有のビデオカメラで撮影を行い、感染症対策本部事務局の業務も担う広報課職員が編集ソフトで編集をした後、アップロードをしております。その他の動画の制作につきましては、それぞれの担当課が広報課が所有する機材で撮影を行い、広報課のパソコンの編集ソフトで編集しており、ソフトの使い方など技術的なサポートを広報課職員のほうで行っております。 次に、撮影機材に関してですが、広報課では2台のビデオカメラを所有しております。平成24年度に4万2,000円で購入したソニー製の有効画素数223万画素のビデオカメラと、平成26年度に7万4,304円で購入したソニー製の有効画素数614万画素のビデオカメラです。編集ソフトは、写真・デザイン・ビデオなど複数のソフトを包含したアドビクリエイティブクラウドを年額11万4,730円で購入しており、その中の映像編集ソフトであるアドビプレミアプロ2020で編集作業のほうを行っております。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。ありがとうございます。市長ニュースなんですけど、ちょっと市長に直接お伺いできればと思うんですが、この市長ニュースに関しては、市長は、これは政務として行ってるのか、公務として行ってるのかということを一応お伺いしてよろしいですか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。市役所内で行われてることでございますので、公務でございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。これ、記憶に新しいところですけど、小池都知事が、都の公式動画チャンネルなどで新型コロナ対策をアップロードしたことがありましたね、動画を。明らかに自分の顔だとか名前というものを売り込むことにつながるような映像というものを、都の事業として都の公式チャンネルなんかで流しちゃって、それが新型コロナ対策の政治利用と言われたこともありましたが、こういうことが、例えば市長が自ら明らかに自分の名前とか顔とか、そういうものを売り込むことにつながる映像だとは思っていらっしゃいますかね。こういう観点から、市長はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(田中真太郎君) 宮本市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。お答えいたします。そういう意図は全くございません。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。じゃ、これはもう公務ということで、政務ではないということですので、次に移りますが、市長ニュースを含めて、Narashino Cityチャンネルについて、1つの動画を撮って、編集してアップロードするまでに、どのぐらいの時間がかかるのかということをお伺いします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。Narashino Cityチャンネルの動画をアップロードするまでにかかる時間について、お答えいたします。動画によって内容や収録時間等が異なることから、一概には申し上げられませんが、市長ニュースに関して申し上げますと、準備、撮影におおむね1時間、広報課が素材を受け取ってから編集してアップロードするまでに1時間、全体でおおむね2時間程度となっております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。それでは、最後に、ユーチューブのことに関して一つ気になった点がありますので、この評価が無効になってる動画があるんですね。有効なものと無効のもの、あとはコメント欄が無効のものもあるんですが、これはどのような決まりのもとに設定されているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) ユーチューブの評価、コメントについて、お答えいたします。 まず、評価に関してですが、Narashino Cityチャンネル及びなるほど習志野チャンネルにつきましては、原則、評価を受け付けております。しかし、動画の内容や視聴対象などを考慮し、乳幼児向けの動画や学習支援のための習志野市学習応援サイトチャンネルの動画など、評価を求めることが適当でないものにつきましては、評価機能を無効としております。 次に、コメントに関してですが、本市ではユーチューブを情報発信のためのツールとして活用しておりますことから、原則コメント機能は無効としておりますが、市長ニュースにつきましては、本市への御意見・御要望を広く受け入れ、より効果的な情報発信につなげることを目的に、8月14日金曜日にアップロードした動画からコメント機能を有効にしております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。それでは、ユーチューブに関しては以上で終わりにします。 次はツイッターですね、ツイッターについてお聞きいたします。 市長の御答弁の中にあったツイッターアカウントを3つ確認しました。3つは、昨日の数字でありますが、習志野市緊急情報9,922フォロワー、Nサポ(習志野市子育て・健康情報)2,037フォロワー、習志野市耳より情報4,287というフォロワー数になっています。 これ、3つに分けている理由をお聞かせください。そしてまた、何かいまいちなフォロワー数だと思うんですが、これを1つに統合してもよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) ツイッターのアカウントを3つに分けている理由について、お答えいたします。現在、本市のツイッターは、目的に合わせてユーザーが必要な情報を取得しやすいように、3つのアカウントで運用しております。しかしながら、御指摘ありましたように、各アカウントの登録者数に偏りがありますことから、1つのアカウントへ統合することも検討しております。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。
    ◆8番(宮城壮一君) はい。それでは、ツイートの内容や文章はどこが決定して投稿しているのか、お伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。ツイートの流れに関して、お答えいたします。各ツイートの内容や文章の決定は、その案件の担当課のほうで行っております。 次に、実際の投稿作業に関しまして、広報課のほか、投稿の権限を付与している担当課が行っております。投稿権限を持たない課が投稿する場合につきましては、依頼に基づいて広報課のほうで作業しております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。それでは、3つのツイッターのアカウントにログインできる職員というのは今何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。ログインできる職員は何人いるかという質問にお答えいたします。本市のツイッター運用に関しましては、ログインして投稿できる権限を課ごとに付与しています。運用は各課において行っており、職員数という形では把握しておりませんが、権限を付与している課の数で申し上げますと、広報課を含めて、緊急情報は27課、子育て・健康情報のNサポは7課、耳より情報は15課、以上の課にログインできる権限を付与しております。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) 災害などで急に市民に向けてツイッターで発信する必要があるときって、あると思うんですよね。そういうときに、勤務時間外に市庁舎や自宅などでツイートすることというのはあるんでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) 急を要する情報について、勤務時間外に市庁舎や自宅などでツイートをすることがあるかという質問にお答えいたします。 ツイートを投稿するに際し、風水害対応など、職員参集がなされる場合には、市庁舎において情報を収集し、市の情報発信としての意思決定を行った上で、市庁舎からツイートを行っております。また、市に関するスポーツの結果など進行中の案件に関しましては、事前に意思決定を行った上で、担当職員が市所有のスマートフォンを持ち帰り、自宅等からツイートを行う場合もあります。 なお、各ツイッターアカウントへの投稿は、習志野市ツイッター管理運用要領に基づいて運用しており、投稿に利用する機器は市所有のパソコンまたはスマートフォンとすると定め、セキュリティー上、個人所有の機器でのツイートを禁止しております。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) それでは、ツイッターに関しては次で最後にしますが、このツイッターのフォロワーを増やすために何か講じていること、市として講じていることはありますか、お伺いします。 ○議長(田中真太郎君) 月村まちづくり広報監。 ◎まちづくり広報監(月村尚也君) はい。市民のフォロワー数を増やすために講じていることはあるかという質問にお答えいたします。定期的に広報習志野へツイッターの案内記事を掲載したり、市のホームページにおいて周知を行っております。一般的にフォロワーを増やすためには、投稿する時間を工夫するなど、様々なテクニックがあることは承知しておりますが、市民の役に立つ質の高いコンテンツを提供していくことが肝要であり、このことによってフォロワーの数は増加してくるものと考えております。今後も効果的な発信ができるよう、研さんを重ねてまいります。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。一般の方がフォロワーをたくさん獲得するということをするには、地道にフォローを繰り返したり、「いいね」だとかリツイートをしたりする必要があったりするわけですが、ただ、習志野市の場合は、もともと認知度がすごく高いわけですから、そんなことする必要全くないわけであって、おっしゃるとおり、質の高い--これはツイッター、文字コンテンツですが、あと文章の中に検索されるであろうワードを自然に入れ込んだりだとか、あとハッシュタグも非常に重要な要素となってくると思いますので、そのあたりを一層意識して取り組んでいただけたらと思います。 今後、各SNSの特徴を生かしたプランニング、運用をお願いいたしまして、次へ移りたいと思います。 それでは、都市計画道路3・4・15号線についての再質問に移ります。 この道路、地形的な高低差、地形的な制約ということで、先ほど御答弁がありましたが、この部分は実籾本郷公園付近をおっしゃってるんだと思いますが、この計画自体は存続だということですが、実際に、これはいつ頃計画されたものなのか、なぜ整備の見通しが未定なのかということをお伺いします。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。都市計画決定の時期、それと今後の整備について、お答えいたします。 まず、都市計画道路3・4・15号大久保本郷線につきましては、昭和31年8月9日に都市計画決定された都市計画道路であります。現在、本市域におけます都市計画道路の整備につきましては、本市が施行する事業、これが3路線、千葉県が施行する事業として4路線の整備が進められているところでございます。 これらの路線の次に整備する路線の検討、これにつきましては、現在整備中の路線が完了するめどがついた時点で、路線の重要性などを踏まえまして決定することになります。都市計画道路の整備は非常に長い期間を有しますことから、次期整備路線につきましては、今のところ決定しておらず、当該路線の整備時期につきましても未定ということでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。この都市計画道路3・4・15号線なんですが、現在の市道00-012号線という番号というんですかね、なんですが、京成大久保駅の南側から実籾高校の前まで、皆さん分かると思いますけども、非常に走りやすいですよね、あそこは。特に何も問題なく走れるんですが、実籾高校の前辺りから一気に幅員が狭くなるんですよ。それで、その幅員が狭くなった先に三差路、変則的な丁字路というか、三差路みたいなもの、ありまして、この場所はもう擦れ違うこともできません。実際に大渋滞が発生することが、もうこれは日常的になってます。あまりにもひどいときは警察が出動してます。 そういう状況を見ることもあるんですけど、この三差路に関しては、地元の方に加えて、県道69号線ですかね、長沼から来て船橋市まで行ってる道、それとか、実籾のあの十字路だとか、あと京成の踏切とか、ああいう部分を回避するための裏道として利用されてる方が多いと思うんですよね。 非常に狭い上に、3方向とも極めて見通しが悪いです。そして、交通量の多いほうは、時間帯によって通行が規制されています。それで、交通量が少ないほうが、これ、優先道路になってるんですね、あそこは。渋滞とか交通事故、トラブルなどが発生する要素が満載なんですよ、あの三差路というのは。大変危険な三差路なんです。 この三差路について、実際に僕の個人的なツイッターのDMだったり、電話で複数の市民から、あそこの十字路についての危険性についてはメッセージをいただいたり、電話をいただいたりしてるんですが、やはり地元の方の間では大変にこの場所については困惑している、そんな場所でありますが、これは市として、習志野市として、今までどのような対策を講じてきたのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。今ほどの実籾高校北側の三差路についての私どもの認識と、あと、今まで取った対策について、お答えしたいと思います。 まず、御質問の三差路につきましては、議員に紹介していただきましたけども、実籾高校北側の市道00-012号線から、主要地方道長沼船橋線、通称東金街道と呼ばれてますけども、そっちの方面、それと、主要地方道千葉鎌ケ谷松戸線、武石インター方面へ抜ける、これに接続する市道の交差点ということになってます。 この三差路付近の道路につきましては、ここは古くから農業などで利用していた、幅員が2間半、メートルで言いますと4.55メートルということで、非常に狭くなってまして、議員おっしゃるとおり、擦れ違いが困難でありますことから、交差点手前で車のドライバー同士が譲り合って通行しているという状況が見られます。また、時間帯によっては、先ほどありましたけども、車両が一時的に滞留する状況が見られる、そのような交差点だということで認識をしております。 これまでの安全対策でございますけども、交差点手前で対向車が確認できるように、交差点の中に、交差点内に、道路反射鏡、いわゆるカーブミラーですね、を設置したり、大型車両が通り抜けができないというような標示看板、あるいは一部ですけども、道路を拡幅するなどの、このような安全対策を今まで実施しているところでございます。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。様々な対策をしていただいているようですね、このカーブミラーの設置、道路の拡幅、こういうことをしていただいているのは分かりましたが、ただ、現状は、やはり先ほどお話ししたようなシリアスな問題が残っているわけでありまして、今後もやはりあの場所は、もう僕が見ていても、子どもなんかが歩いていると、本当に冷やっとするような場面もあります、年中あります。 そういう危険な場所を、このまま、やはり放置しているということは、なかなか今後のことを考えると厳しいと思いますので、今後、市としてどのような対策を講じていく予定があるのか、どういうことを考えられているのかということを最後にお伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。今後どのような対策を講じることを考えているのかということについて、お答えしたいと思います。 今ほどお答えしましたとおり、この三差路の安全対策につきましては、状況に応じた対策を今まで実施してきております。今後につきましては、現場状況を再度確認させていただきまして、安全対策の必要性について検証のほうをしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 宮城議員。 ◆8番(宮城壮一君) はい。現場の状況を再度、やはり確認していただきまして、とても危険な三差路であることを再認識していただいて、安全対策の強化、これをどうぞしてください。よろしくお願いします。 今日は結構、原稿をつくり過ぎた関係で、かなり飛ばして読んだ関係で、この時間、6分二十何秒余りましたけど、これで終わりにします。はい。私の一般質問はこれで終わりにします。ありがとうございます。 ○議長(田中真太郎君) 以上で8番宮城壮一議員の質問を終わります。 これにて一般質問を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。     午後3時29分休憩-----------------------------------     午後3時45分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △習志野市選挙管理委員の選挙 ○議長(田中真太郎君) 日程第3、習志野市選挙管理委員の選挙を行います。 去る7月14日付で金子光雄選挙管理委員会委員長から、選挙管理委員及び同補充員の任期が令和2年11月1日をもって満了する旨の通知がありました。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議あり」、「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 異議がありますので、暫時休憩いたします。     午後3時46分休憩-----------------------------------     午後3時46分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 御異議がありますので、選挙の方法は投票によることといたします。 選挙の準備のため、暫時休憩いたします。     午後3時46分休憩-----------------------------------     午後4時10分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの指名推選に対し、御異議ありましたので、これより習志野市選挙管理委員の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(田中真太郎君) ただいまの出席議員は28名であります。 投票用紙を配付いたさせます。     〔投票用紙配付〕 ○議長(田中真太郎君) 選挙管理委員ですので。 まだ補充員はやってませんよ。2枚とか言わないでね。 投票用紙の漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(田中真太郎君) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じ、順次投票願います。 それでは、事務局長より点呼を命じます。     〔事務局長点呼、投票執行〕 ○議長(田中真太郎君) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(田中真太郎君) これより開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に飯生喜正議員、鮎川由美議員及び布施孝一議員を指名いたします。3名の方の立会いをお願いいたします。     〔立会人立会い、開票計算〕 ○議長(田中真太郎君) 立会人の方、御苦労さまでした。お席へお戻りください。 選挙の結果を御報告いたします。  投票総数     28票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち  有効投票     24票  無効投票      4票  有効投票中   樋上雅昭さん      9票   上條寿美さん      6票   染谷雅美さん      5票   中野 隆さん      4票  以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は2票であります。よって、樋上雅昭さん、上條寿美さん、染谷雅美さん及び中野隆さんが習志野市選挙管理委員に当選されました。 暫時休憩します。     午後4時25分休憩-----------------------------------     午後4時26分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △習志野市選挙管理委員補充員の選挙 ○議長(田中真太郎君) 日程第4、習志野市選挙管理委員補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 習志野市選挙管理委員補充員に、お手元に配付した指名表記載の齋藤いづみさん、川城一浩さん、柏木成則さん及び鈴木大輔さんを指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました指名表記載の齋藤いづみさん、川城一浩さん、柏木成則さん及び鈴木大輔さんを習志野市選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました指名表記載の齋藤いづみさん、川城一浩さん、柏木成則さん及び鈴木大輔さんが習志野市選挙管理委員補充員に当選されました。 暫時休憩いたします。     午後4時27分休憩-----------------------------------     午後4時28分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 補充員の補欠の順位につきましては、第1位、齋藤いづみさん、第2位、川城一浩さん、第3位、柏木成則さん及び第4位、鈴木大輔さんと定めたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、補欠の順位につきましては、第1位、齋藤いづみさん、第2位、川城一浩さん、第3位、柏木成則さん及び第4位、鈴木大輔さんに決しました。-----------------------------------議事日程追加、発議案第1号ないし発議案第4号について(提案理由の説明~採決) ○議長(田中真太郎君) お諮りいたします。この際、発議案第1号から発議案第4号までを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号から発議案第4号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。 日程第5、発議案第1号から発議案第4号までを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 まず、発議案第1号について、相原和幸議員。登壇願います。     〔25番 相原和幸君 登壇〕 ◆25番(相原和幸君) 発議案第1号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。 令和2年9月30日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は、私、習志野市議会議員相原和幸。 賛成者は、敬称を省略させていただきますが、習志野市議会議員宮本博之、同じく小川利枝子、同じく央重則、同じく佐野正人、同じく宮内一夫、同じく谷岡隆、同じく藤崎ちさこ、同じく平川博文、全て会派代表の皆様です。 裏面の案文を読み上げて、提案理由の説明とさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書。 新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、本市議会は政府に対し、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう強く求めるものである。 記。 1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。 2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。 3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講ずるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。 4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提案理由。 本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものである。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。     〔25番 相原和幸君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、発議案第2号について、入沢俊行議員。登壇願います。     〔1番 入沢俊行君 登壇〕 ◆1番(入沢俊行君) 発議案第2号少人数学級による手厚い教育、柔軟な教育と感染拡大防止を実現するための条件整備を緊急に進めることを求める意見書を提案させていただきます。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和2年9月30日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は、私、習志野市議会議員入沢俊行。 賛成者は、敬称を省略させていただきますが、習志野市議会議員佐野正人、同じく央重則、同じく谷岡隆、同じく宮内一夫、同じく藤崎ちさこ、以上の5会派の代表の皆様です。 お手元の案文を読み上げて、提案させていただきます。 少人数学級による手厚い教育、柔軟な教育と感染拡大防止を実現するための条件整備を緊急に進めることを求める意見書。 新型コロナウイルスと長期に共存する時代、いわゆる「ウィズコロナ」の下で、少人数学級の実現が焦眉の課題となっている。 子どもたちは学校再開を喜んでいるが、「毎日の宿題が終わらない」「前を向いて無言の給食は嫌」などの悩みも少なくない。周りの子どもと関係がつくれず、教員のそばを離れない子どももいる。専門家は「大人だとストレスを減らす行動が取れる。子どもは気持ちをのみ込んで我慢してしまう」と指摘している。また、学習の遅ればかり気にして授業を機械的に詰め込めば、子どもに新たなストレスを課し、学習も身につかないという深刻な結果となりかねない。 それだけに、子ども一人一人の学びを支え心のケアを行う、手厚く、柔軟な教育がどうしても必要である。 学校再開直後の「分散登校」では、各地の学校で一時的に十数人の授業となったが、「子ども一人一人の表情がよく分かる、コミュニケーションもとれる」「一人一人の勉強のつまずきを丁寧に見られる」など効果があり、少人数学級が手厚い教育、柔軟な教育にいかに有効かが全国の経験となった。 現在の「40人学級」は感染拡大防止の点でも、問題がある。子どもは、直接触れ合って育つだけに、身体的距離のしゃくし定規な強要はできない。一番長く座っている授業の席は身体的距離の保障を目指す必要がある。教職員は、消毒などの新たな作業に追われ、深刻な問題と指摘されている。 6月10日の衆議院予算委員会で安倍晋三首相は--これは当時ということですね、少人数学級の取組を「コロナ後を見据えて検討していきたい」と答弁している。また、全国連合小学校長会会長は「ウィズコロナ時代では20から30人が適当では」(「日本経済新聞」6月22日付)と述べている。8月の中央教育審議会の新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、少人数学級を可能とするための指導体制や施設整備を図ることを盛り込む「中間まとめ(骨子案)」を公表した。日本教育学会は潜在的な人材のプールを踏まえ、平均1校当たり小学校3人、中学校3人、高校2人の教員を加配する10万人の教員増を提案している。仮に10万人の教員増だとすると、かかる予算は数千億円となる。これは、第2次補正予算に盛り込まれた予備費10兆円の数%である。この措置を来年度以降恒常化しても、先進国で最低の日本の教育予算の水準(教育公財政支出の対GDP比)は2.9%から3.0%強となるだけで、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の4.0%に及ばない。 よって、本市議会は政府に対し、少人数学級による手厚い教育、柔軟な教育と感染拡大防止を実現するための条件整備を緊急に進めることを強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提案理由。 本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものです。 皆様の御賛同よろしくお願いいたします。     〔1番 入沢俊行君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、発議案第3号について、谷岡隆議員。登壇願います。     〔11番 谷岡 隆君 登壇〕 ◆11番(谷岡隆君) 発議案第3号を提案します。 安保関連2法の廃止と立憲主義の回復を求める意見書について。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和2年9月30日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は、私、習志野市議会議員谷岡隆。 賛成者は、敬称を省略させていただきますが、習志野市議会議員央重則、同じく宮内一夫、同じく藤崎ちさこ、以上、3会派の代表の方々です。 案文を読み上げて、提案理由の説明とさせていただきます。 安保関連2法の廃止と立憲主義の回復を求める意見書。 9月19日、国会議事堂前をはじめ、全国各地で安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める集会等が開催された。5年前の平成27年9月19日、安倍政権は国民世論の反対を無視し、10本の法改定から成る「平和安全法制整備法」と新法である「国際平和支援法」(以下、併せて「安保関連2法」という)を国会で強行採決・成立させた。 憲法違反の疑いが極めて強い安保関連2法を国民の理解も納得も得られないまま、強引に成立させたことは、我が国の立憲主義、平和主義、民主主義を大きく傷つけるものであった。 そこで翌年2月、当時の民主党、維新の党、日本共産党、社会民主党、生活の党の野党5党は、安保法制を廃止するために「平和安全法制整備法廃止法案」、恒久的に他国軍支援ありきの枠組みを整備するのではなく、特別措置法での対応を検討するために「国際平和支援法廃止法案」の2法案を共同で衆議院に提出した。安全保障関連の法律の是非は極めて重要な課題であるにもかかわらず、自由民主党と公明党の政権与党は2法案の審議に応じようとせず、国会を閉会した。主要な野党が一致して提出した法案を無視し、審議もせずに葬り去ったことは、民主主義に反する行為であった。 今年9月、安倍政権を継承する菅政権が誕生した。菅首相は「安倍政権の継承が私の使命」と述べているが、立憲主義と民主主義に反する安保関連2法の成立過程でとった強硬な姿勢については、徹底的に反省するべきであり、継承することは許されない。 よって、本市議会は政府に対し、強行採決・成立させた安保関連2法の廃止を強く求めるとともに、立憲主義に基づいた民主的な政権運営を回復するよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提案理由。 本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものである。 皆さんの御賛同をお願い申し上げます。     〔11番 谷岡 隆君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、発議案第4号について、荒原ちえみ議員。登壇願います。     〔2番 荒原ちえみ君 登壇〕 ◆2番(荒原ちえみ君) 発議案第4号を提案いたします。 日本政府に核兵器禁止条約に署名・批准するよう求める意見書。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和2年9月30日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は、私、習志野市議会議員荒原ちえみ。 賛成者は、5会派代表者にお願いいたしました。賛成者は、敬称を省略させていただきます、習志野市議会議員佐野正人、同じく央重則、同じく宮内一夫、同じく藤崎ちさこ、同じく谷岡隆、以上の皆様です。 次の案文を読み上げ、提案とさせていただきます。 日本政府に核兵器禁止条約に署名・批准するよう求める意見書。 本年、広島・長崎は被爆から75年目を迎える。高齢化した被爆者は自らの悲惨な体験を語り「自分たちと同じ苦しみを世界の誰にも味わわせてはならない」との強い思いから、世界各地のNGOや草の根の市民運動と連帯し、核兵器を禁止し廃絶する条約を求めて「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)に取り組んできた。「ヒバクシャ国際署名」には、その思いを共有する地方自治体の7割以上の首長が署名し、国内でも1,000万人を超える人々が署名に応じている。核兵器禁止条約の制定・発効は、被爆者の命をかけた悲願である。 その願いがついに、平成29年7月「核兵器禁止条約」として国連加盟国の圧倒的多数の賛成で採択された。核兵器禁止条約への調印・批准・参加が開始されて以降、国際政治でも各国でも、前向きな変化が生まれている。 令和2年9月21日に新たにマルタが批准して、条約調印国はアジア、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、太平洋諸国の84か国。批准国は45か国となり、発効に必要な条件(50か国)まで残り5か国となっている。核保有国の妨害があったとしても条約の発効は時間の問題である。 唯一の原爆被爆国である日本の政府が、核兵器禁止条約を否定する態度は許されるものではない。昨年12月のNHKの世論調査でも、66%が「日本も核兵器禁止条約に参加すべき」と答えている。広島・長崎の被爆者の思いや核廃絶を願う国際的な世論に背を向けるのは、やめるべきである。 本市は千葉県内で先駆けて昭和57年8月5日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を議会で可決し、平和を愛する世界の人々とともに恒久平和を実現することを宣言している。 よって、本市議会は政府に対し、一刻も早く、核兵器禁止条約に署名・批准するよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提案理由。 本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものである。 私は、戦後生まれですので、戦争体験はありません。しかし、戦争を体験した方々の話を聞くなどして、その悲惨さを非常に実感できます。人間同士が殺し合う、そのような社会ではあってならないと思います。核兵器禁止条約発効に必要な批准数は、残り5か国です。日本は、唯一の原爆被爆国です。私は、残り5か国に日本政府がぜひ批准していただくことを強く求め、皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。     〔2番 荒原ちえみ君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) これより質疑に入ります。ただいまのところ通告はありません。質疑ありませんか。3番平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) 発議案第2号ですね、少人数学級による手厚い教育をという、そういう趣旨だと思います。この提案理由の中で、6月の衆議院予算委員会で安倍晋三首相は、少人数学級の取組を「コロナ後を見据えて検討していきたい」と答弁していると、こういう政府・自民党の当時の内閣総理大臣の答弁を引用しています、内閣総理大臣の答弁を。 そこで、お尋ねしたいんですが、提案者は、日本共産党に所属していると承知しています。日本共産党に所属していると承知しています。日本教職員組合ですね、日教組との関係はどうなってるのか、お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 本日の会議時間を議事の都合により延長いたします。 入沢俊行議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。ちょっと質問の趣旨を捉えにくいんですけども、そういった教職員の組合があって、教育の条件の向上のために活動されているということは承知をしております。よろしいでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) ちょっと意味が分かりませんでした。要するに、政府・自民党の当時の内閣総理大臣の国会発言の一部を切り取って、都合よく提案理由の中に載せているんじゃないかと、こう思われるわけですよ、都合よく。それで、政府・自民党も、コロナ対策については、この文言の中に入っているように、積極的です。積極的ですよ。 ところが、ふだん、文部科学省の学習指導要領はじめ、日本共産党の立場というのは、政府・自民党と反対の方向に向かっているんじゃないかと思われるわけですよ、政府・自民党と反対の方向に向かっているんじゃないかと。それでいながら、内閣総理大臣の文言を上手に切り取って提案理由にしているというところが、質問者にとっては疑問に感じるところなんです。学習指導要領については、どういう立場を取ってんですか、お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。まず、政府・自民党ですね、当時の安倍首相も、少人数学級、このウィズコロナ時代で検討していこうということについては、積極的な発言をされていたと思います。 ちょっと手元に用意した資料なんですが、9月にあった自民党の教育再生実行本部というところからも、少人数学級を求めると、条件整備を求めるというものが萩生田文部科学大臣に提出をされているということで、大きな方向性としては、私も、共通しているのではないかなと思っております。 学習指導要領につきましては、昨年かな、一昨年ぐらいに、私も、大きな見直しがありましたので、その件につきましては取り上げさせていただきましたが、少人数学級とか定数とか、そういったことについて異を唱えたのではなくて、教科書の学習指導の項目等については問題点があるんではないかなということで取り上げさせていただきました。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) そうですよね、記憶していますよ、教科書について厳しい立場を取ってるというのは。それでいながら、今回、内閣総理大臣の文言を切り取った形で提案理由の中に入れていると。 それで、本気で、本気でですね、あなた方がこういうようなコロナ禍における学校現場の改革を求めようとするならば、提案者は共産党の入沢君です。この提案に保守系の議員、私も含めて、賛同を求めようという働きかけはなぜしなかったんですか。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。すみません。いつも、私、発議案出すときに、経験則上、賛成をいただいてる会派の皆さんと、なかなか賛成いただいていない会派の皆さんがありますので、その延長線上で、今回、このような対応させていただきましたが、今後は都市政策研究会の代表にもしっかりと御賛同いただけるように、しっかりと御相談をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 内容については、大きな問題を感じていません。ただし、提出者のふだんの思想・信条については、どう考えても同調できません。でも、こういう発議案を出すのであれば、やはり声をかけてもらってもいいかなと思いますよ。     〔「よろしくお願いします」と呼ぶ者あり〕 ◆3番(平川博文君) 賛成はできないけどね。     〔私語する者あり〕 ◆3番(平川博文君) はい、次にいきます。 ○議長(田中真太郎君) ほかに質疑は……。     〔「はい。いいですか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) この安保法制ですね。安保関連2法かな、3号でね。これも日本共産党の所属議員が発議の提出者になっています。ここで気になるのは、強行採決をしてきたと。まあね、言われたくない文言ですよ、自民党系議員からすれば。冗談じゃないと、何が強行採決だと、こういう立場ですから。強行採決というのは、どういう意味なんですか、お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡隆議員。 ◆11番(谷岡隆君) 安全保障に関する法律というのは、特に憲法解釈に関わる法律というのは、非常に慎重に取り扱わなければいけないと思います。そういった中、委員会での採決も、いきなり委員長をスクラムで囲むような形で採決に入るというようなやり方が取られたり、本会議でも、野党系、いわゆる当時野党だった会派はみんな反対をしているという中で採決に入ると、数の上では違法ではないとしても、そういったやり方は、本来、国の重要法案を決める上では取るべき態度ではなかったという意味で、強行したというように見ています。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 自民党の立場で考えますと、強行採決をしているというのは、非常に不愉快ですよ、不愉快。こういう文言を平気で使うというのは不愉快極まりない。 それからもう一つ、国民の理解を得ていない、こういう書き方がこの中にあります。これはどういう意味ですか。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) 少々お待ちください。これは当時の世論調査で見たときに、ああ、すみません、当時の世論調査のデータが今すぐ出てこないもので。例えば、今ぱっと出てきたものが安保法案に関する各社世論調査の結果ということで、産経新聞、FNNと読売新聞以外の4社による結果は……ああ、ごめんなさい、ええと、このまま読み上げます。法案反対が55%以上、賛成が3割以下にそろっているということで、かなりの世論調査において5割から6割以上の方が法案に反対をしているという中で採決が行われたということで、「国民世論の反対を無視し」というふうに表現をしました。 また、法律自体には賛成だけれども、採決の仕方には納得がいかないと、やり過ぎだったのではないかという方も含めると、もっと高い数字が出た世論調査もあったかと思いますので、そういったものから拾ってきました。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) この政府・自民党の対応が国民の理解を得ていないと、これも心外です、とても。国民の理解を得ているからこそ、今、政権政党になってるんですよ、国会の多数派なんですよ。共産党の諸君は、国会では多数派じゃないんですよ。政府・自民党が国民の、いわゆる理解を得ているからこそ、政権政党なんでしょう。この書き方、おかしいじゃないですか。もう一度、答弁求めます。 ○議長(田中真太郎君) 谷岡議員。 ◆11番(谷岡隆君) 投票先を決めるという行動は、人によって、それぞれだと思います。安保の問題で決める方もいれば、そのほかの様々な社会的な問題または政策で決める方もいらっしゃるかと思いますが、最も得票を集めて当選者を出しているのは現状で自民党であるということは承知しています。 ただ、この安保法制に関して見ると、当時の世論調査では否定的な世論のほうが大きかったということで、個々の政策に対する国民の判断と選挙の投票先というのは、必ずしも一致しないのではないかと思います。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) この提案理由は、極めて一方的、非常に不愉快です。自民党のシフトからすると、極めて一方的で、不愉快ですよ。簡単にこういうものを出してもらっては困りますね。 次に、お尋ねします。間もなく、恐らく1年以内ですけど、間もなく衆議院選挙が始まりますよ。共産党の皆さんがどれだけ国民の支持を得るか、これは未知数です、自民党も未知数です。我々の政体というのは、選挙が原点だから、選挙が。いろんな複雑多岐にわたる要素があるけど、選挙が国会議員の原点であり、地方議員の原点ですから、これを大事にすることで、武力衝突が避けられるんです、内乱が。選挙がないと、けんかになっちゃうからね。 そこで、ちょっと、これ、見るのに、この核兵器の件だけれども、禁止条約。なぜ、日本政府が核兵器禁止条約を否定するのかと、この態度は許されるものではないと、こう言っているわけですよ。ないと断定してるわけ、日本政府の在り方について。日本共産党の皆さんは、自衛隊を合憲と考えているのか、違憲と考えているのか、その辺をはっきりさせてもらいたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) どなたが答えますか。     〔「どうする、じゃ……」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 共産党の皆さんはと言うから、誰でもいいですよ。谷岡隆議員。 ◆11番(谷岡隆君) 政策論争とか、思想・信条に関わる議論というのは、その場を設けてもらえれば、大いにやるところではありますが、本日は発議案の提案の場ですので、発議案に関連した質問をしていただきたいと思います。ちょっと外れた中身でまた答弁をしてしまうと、それが恒常化してしまいますんで、この件については答弁を控えさせていただきたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) これね、自衛隊が合憲か、合憲でないかというのは、この発議案の本質の部分ですよ。核兵器廃絶というのは安全保障の問題だから。安全保障の問題ですから、それをこの発議案とは別ですよというのは認識が足りない。何のために核が必要で、何のために保有している国があるかというと、安全保障のためでしょう。軍隊及び自衛隊のためでしょう。軍隊は日本で持たないけど、自衛隊のためでしょう。安全保障そのものじゃないですか、これは。もうちょっとしっかりした提案をしてください。以上です。 ○議長(田中真太郎君) はい。ほかに質疑者がいますので……。     〔「いいですか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 質疑ですよ。     〔「はい、質疑です」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(田中真太郎君) 斉藤賢治議員。 ◆28番(斉藤賢治君) はい。1点だけ質疑させてください。第2号について。文中で、いろいろコロナの関係ですとか、それから少人数学級、述べられております。「専門家は「大人だとストレスを減らす行動が取れる。子どもは気持ちをのみ込んで我慢してしまう」」ということがあります、書いてございます。これ、専門家って、どなたでしょうか、ちょっと教えてください。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。申し訳ありません。これは報道を基にして書いておりますので、私がちょっとその方の論文等を直接引用したということではないので、申し訳ありませんが、固有名詞については今お答えできません。ちょっとこの後になってしまいますが、調べられれば、また後ほどお伝えさせていただきたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 斉藤議員。 ◆28番(斉藤賢治君) はい。これは発議案でございます。可決をされますと、この文章でもって習志野市議会として市議会議長の名で国に行くわけです。どなたですか、分かりませんと。はい、よく分かりました。はい、以上です。 ○議長(田中真太郎君) ほかに。関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。発議案に沿った質疑をさせていただきたいと思います。発議案第2号についてですけれども、こちらの意見書の中で、全国連合小学校長会会長の言葉として、「ウィズコロナ時代では20から30人が適当では」という文言を引用しておりますけれども、こちら、提出者は、少人数学級導入というのは何名規模、どの程度の人数を見込んでいるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。これは、いろいろと議論がありまして、先ほど来話がありますけど、じゃ、日本共産党はどうなのかというと、例えば20人とか、そういったことも一つの案だと思いますし、先ほど御紹介させていただきました自民党教育再生実行本部のほうでは1クラス30人以下ということになっておりますが、そこについては、これから実践の中で柔軟に対応ができるのではないかなと思っておりますという、ちょっと幅がありますよ、ということですね。 ○議長(田中真太郎君) 関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。現在の40人学級というふうにあるんですけども、これ、今、20人から30人の幅でということだったと思うんですが、この少人数学級導入するに当たっては、今の教室数というものは確実に増えていくと、使用する教室数というのは増えていくと思いますが、その認識でよろしいでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。それは御指摘のとおり、不足をしてしまいますので、増設が必要ですし、国の予算措置等、必要になります。地方自治体の措置等も必要ですので、増設をしていくということが必要ですし、そうです、ということです、はい。 ○議長(田中真太郎君) 関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。使用する教室数は当然増えてくるわけですよね。では、今現在、習志野市の余裕教室というのは、どの程度あるか、御存じでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) すみません。私の手元に資料がありませんので、後ほど調べてお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。少ないところですと、固有名詞出してしまいますけど、藤崎小学校は余裕教室ゼロですね。そういった余裕教室が今非常に少ない学校が習志野市内、多く占めているところで、今ほど提案者からも答弁で、一時校舎の増設等のお話がありましたけれども、地方自治体にもその措置が求められるというような御発言ありましたけれども、その財源ですね。 習志野市の学校施設の維持・更新のために、今後40年間で約1,176億円かかると試算が出ております。これは少人数学級導入ではないです。今の学級数を維持のままで、1,200億円近くかかると出ております。さらに少人数学級導入になった場合、一時校舎の建設等も重々考えられます。その財源というのはどう見込んでいるのか、お伺いいたします。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) はい。財源については、しっかりと、大きな課題として考えていく必要があると思います。単年度、来年度で幾らで解決できるということではなくて、徐々に、数年……     〔「そんな無責任なこと言っちゃ駄目ですよ」と呼ぶ者あり〕 ◆1番(入沢俊行君) ですね、予算措置を行っていくということが必要ですし、教育予算の拡充を行っていかなくてはいけないということで、文中でも御紹介させていただきましたが、日本の教育予算の水準そのものの拡充を図っていくということが必要だと思っております。具体的な、じゃ、財源、よく言われる、消費税はどうするんだとかという話もありますが、消費税どうこうではないんですけども、どこの税収がということではなくて、歳入歳出全般的に教育予算の財源を確保・充実していくことが必要だと考えております。 ○議長(田中真太郎君) 関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) これ、今ほどのやり取りの中で、国も進めております、自民党も推進していくということであるんですけども、やはり、これ、全て国が賄ってくれるとは到底思えないんですね。教員の加配も必要ですし、今、教師の成り手がない中で、その人員をどう確保していくのか、そして、その質をどう担保していくのかということ、そして、今の財源の話、地方自治体にも確実に何らかの財源支出というものが見込まれていくと思います。 そして、段階的というお話しありましたけれども、今、余裕教室があれば、放課後児童会と放課後子供教室ですよね、これ、今後ますます需要が見込まれていく児童会と子供教室、そちらに充てるべきではないのかなというふうな考え方もあると思うんですね。これ、少人数学級に充てるのであれば、放課後児童会というのは学校外に設置するというようなことにもなりかねないと思いますが、その方針でよろしいんでしょうか。 ○議長(田中真太郎君) 入沢議員。 ◆1番(入沢俊行君) 習志野市の今の既存の施設の中での提案ということではなくて、今、このウィズコロナの時代の中で子どもの教育環境をどうやって充実させていこうかという、全国的な日本全般の中での課題だということで捉えております。具体的に、じゃ、習志野市でということであれば、関根議員御指摘の課題等もありますが、施設については拡充が、これは必ず必要だと考えております。 ○議長(田中真太郎君) 関根議員。 ◆27番(関根洋幸君) これ、日本全体の国の話としては、私は大いに賛成だと思います。ただ、この習志野市議会の場で習志野市の教育のことを考えていく上で何を議論していくかということだと思うんですね。私は、この今の質疑のやり取りの中では、やはり習志野市を基準にして考えていったときには到底納得できる答えではありません。以上です。 ○議長(田中真太郎君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第1号から発議案第4号までについては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号から発議案第4号までについては、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。ただいまのところ通告はありません。討論ありますか。斉藤議員。     〔28番 斉藤賢治君 登壇〕 ◆28番(斉藤賢治君) 私は、真政会を代表して、発議案第2号少人数学級による手厚い教育、柔軟な教育と感染拡大防止を実現するための条件整備を緊急に進めることを求める意見書に反対の立場から討論をさせていただきます。 まず最初に、本討論は、少人数学級の推進そのものに反対の意を表すものではないことを皆様に御理解いただきたいと思います。私は、子どもたちに対する、よりきめ細やかな指導を図れる少人数学級そのものは推進すべきものと強く考えているところであります。 少人数学級実現に向けた取組については、既に国のほうでも推進する動きがあります。今月8日には教育再生実行会議が開催され、その成果文書として「少人数によるきめ細かな指導体制・環境整備について」をまとめられ、萩生田文部科学大臣より安倍首相に即日、手交されております。萩生田文部科学大臣は、18日の記者会見で、菅政権下においても引き続き、全力を挙げて取り組む姿勢を示しているところであります。本意見書の文中には、こうした動きについて触れておりません。 一方、自由民主党教育再生実行本部では、今月24日に1クラス30人以下の少人数学級実現に向けて、政府に対して、義務教育標準法の改正を求める決議を採択して、萩生田大臣に手渡したところであります。その中で、2021年度の予算編成過程で、そのために必要な財源措置も検討するよう、要請をいたしました。 したがいまして、そのような中で、発議案第2号に基づく本意見書を政府へ提出するということは、政府の現状の取組では不十分であるなどの誤解を生じさせるなど、少人数学級の実現をより遅らせる結果にもつながりかねないものであり、賛成いたしかねる内容となっております。 また、少人数学級実現のためには、教員の確保、教室の増設等、多額の予算が必要不可欠であります。習志野市としては、今後の政府の動向を注視し、地方自治体に十分な財源措置がなされること、また必要であれば市長会等を通じて国に対して要望していくなど、市民が過大な負担を負うことにならないよう、しっかり対応していただきたいとの思いも、併せて申し述べさせていただきます。 以上、発議案第2号に対する反対討論とさせていただきます。     〔28番 斉藤賢治君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありませんか。関根洋幸議員。     〔27番 関根洋幸君 登壇〕 ◆27番(関根洋幸君) それでは、発議案第2号に反対討論をいたします。 意見書にあるとおり、少人数学級の導入の効果、こちら、現在のコロナ禍における学習環境整備のための3密回避、また、独自に少人数学級を導入している秋田県などは学力テストでも常に全国トップクラスの結果を出しており、教育の質の向上や児童・生徒一人一人に対してのきめ細やかな対応、いじめ・不登校の解消ができるなど、制度としては推進していくべきものであり、反対するものではございません。現に、政府の教育再生実行会議でも、少人数学級の導入が検討されております。 しかしながら、文部科学省が2021年度から公立小中学校の全学年で学級規模の上限を30人とする30人学級を導入した場合、教員を8万人から9万人増やす必要があると試算していることが判明しております。2020年度の教員採用試験を見ますと、総受験者数が13万7,000人、合格者数が3万7,000人となっております。少人数学級導入のためには、教員の増員は必要不可欠ですが、その際に教員の質が確保できるのかということも大きな問題となっております。この問題を解決していかなければなりません。 また、地方では、教員の加配等が行われれば、即、導入できる可能性というものは非常に高いと思いますが、習志野市をはじめとする都市部ではハードルは高いのではないかと感じます。その理由としては、先ほども質疑の中で申し上げさせていただいたとおり、学校の施設整備の問題があります。意見書には、全国連合小学校長会会長の「ウィズコロナ時代では20から30人が適当では」という発言が取り上げられておりますが、先述の教員の増員はもとより、現在の倍近い教室の使用が求められることになります。 習志野市では、藤崎小学校の余裕教室ゼロをはじめ、少人数学級を導入できる施設整備がされておりません。少人数学級導入のためには、一時校舎の建設あるいは計画そのものを変更して、少人数学級を実現できる校舎の建て替え等の検討もしていかなければなりません。習志野市の適正規模・適正配置の策定も現在まだ終わっておりません。教員の確保、学校施設整備費用の捻出、学校施設再生計画等の見直しも行っていかなければなりません。 この制度自体は非常にすばらしいものであり、ぜひ進めていただきたいと考えますが、習志野市の現在の状況、体制が整っていない現状、そして、国の財政措置や導入に向けた道筋というものが不明瞭な中、市議会として推進の声を上げるということは時期尚早であり、到底、賛成はできません。国の動向を注視し、市として、また市議会として、導入に向けた様々な課題を議論し、解決してから、声を上げ、推進していくのが筋だと私は考えます。 以上の理由をもって反対の討論とさせていただきます。     〔27番 関根洋幸君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 採決は電子採決システムにより行います。 まず、発議案第1号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) いいですか。集計いたします。 賛成全員であります。よって、発議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第2号少人数学級による手厚い教育、柔軟な教育と感染拡大防止を実現するための条件整備を緊急に進めることを求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第2号は否決されました。 次に、発議案第3号安保関連2法の廃止と立憲主義の回復を求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第3号は否決されました。 次に、発議案第4号日本政府に核兵器禁止条約に署名・批准するよう求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第4号は否決されました。 これにて本議会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。----------------------------------- △市長挨拶 ○議長(田中真太郎君) この際、市長から挨拶したい旨の申出がありますので、これを許します。宮本泰介市長。登壇願います。     〔市長 宮本泰介君 登壇〕 ◎市長(宮本泰介君) 議長のお許しを得まして、令和2年習志野市議会第3回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。 本定例会におきましては、当初提案27議案につきまして御審議いただきまして、いずれも原案どおり御承認賜りましたことに厚く御礼申し上げます。 また、本定例会におきまして皆様から頂戴いたしました御意見・御提言につきましては、調査・研究・検討させていただき、今後の市政運営に広く生かしてまいります。 また、6月定例会に続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した議会運営に努めていただきまして、誠にありがとうございました。 なお、追加提案させていただきました令和元年度決算認定議案について、後日、特別委員会において御審議いただくことについて、何とぞよろしくお願い申し上げます。 今定例会中に起きました出来事について、2点だけ申し上げさせていただきます。 今月1日、スポーツ庁より令和2年度スポーツ推進委員功労者表彰が発表されました。ここで本市のスポーツ推進委員廣瀬博氏が文部科学大臣賞を受賞されました。また、同日同じくスポーツ庁から、令和2年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰が発表されまして、習志野市剣道連盟会長の竹田徹氏が文部科学大臣賞を受賞されました。このようなことは初めてのことと聞いております。お二人の長年にわたる御功績に敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。 もう一つは、サッカーの話題でございまして、昨年4月に「習志野からJリーグへ!」を目標に掲げ結成されました習志野シティFCというチームがありますが、今月21日に全国大会出場をかけました大会で、関東地区大会で見事、初優勝を果たし、10月24日から茨城県で開催される第27回全国クラブチームサッカー選手権への出場が決まりました。この習志野シティFCは、現在はアマチュアとして社会人サッカー連盟に登録されているチームですが、結成2年目にして早くも全国大会に出場することになりました。本市といたしましても、本市のPRを主な目的として結成された習志野シティFCを応援しております。ぜひ、皆さんで応援しましょう。 さて、朝晩を中心に気温も下がり始め、本格的な秋の訪れとともに、本年度も今日で上半期が終わり、明日から下半期に早くも入ります。議員の皆様におかれましては、日々お忙しい時期とは思いますが、御健康に十分御留意いただき、それぞれ御活躍されますことをお願いいたしまして、閉会に当たっての御挨拶といたします。ありがとうございました。     〔市長 宮本泰介君 降壇〕----------------------------------- △閉会 ○議長(田中真太郎君) これをもちまして、令和2年習志野市議会第3回定例会を閉会いたします。     午後5時35分閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              央 重則              荒木和幸              田中真太郎...